椧田(はばた)

  • 意味:秋田県大仙市の地名
  • 豆知識:「椧」のつく地名は秋田県の横手盆地に点在しているそうです。

横手盆地は、日本一大きな盆地だそうです。
盆地=周りを山に囲まれている平地ですから
夏は猛烈に暑い!というイメージがあります。
暑さは盆地の広さに比例するのでしょうか?
するとしたら、猛暑日の横手盆地の暑さ、
たいへんなものがありそうです。

猛暑日

いやはや、毎日溶けちゃいそうな暑さですねえ。
自転車であちこち走り回っていると
電動アシストがよく働いてくれていますし
風も受けるせいか、さほどツラくありませんが
降りたとたん、汗がどっと出てきます。

そんな夏に、暑さにも寒さにも弱いお殿様(夫)が
18度とかっていう、ありえないエアコン温度設定をしないよう
目を光らせる毎日です。

ちょっとでも「暑い!」と思うと、ガマンできず
ピッピッピッピッピと、リモコン操作しちゃうんですよねえ。

マジ、やめてほしいわ!(激怒)

ノースリーブ

暑くてたまらないので、連日ノースリーブの服を着ています。
腕をむき出しにするのが恥ずかしい・・・
なんていう歳じゃありませんし、
もう、誰も私なんぞ見てないよ!
と、開き直ってもいます。

が、しかし。
ノースリーブの服を着ると、
決まって思い出すおばあさんがいます。

そのおばあさんは、いわゆる「イケバ」です。

「イケバ」とは何かといえば
「イケてるバアさん」です。

イケてるボイスを「イケボ」っていうんでしょ?
というわけで私が作った新語でございますw

となれば、イケてるジイさんは「イケジ」ですが
身近にイケジがいませんので
おそらく使うことは、当分なさそうです。

え?お殿様ですか?
イケてるわけないじゃありませんか!
あれは、昭和の遺物です。(笑)

イケバ

イケバとの出会いは、私が40代のころでした。
仕事が遅くなったとき、時々寄っていたダイニングバーがあり
そこに、現れるおばあさんが、この記事の主役「イケバ」です。

現れるときは、いつもひとりで
ゆっくり優雅に食事を楽しんでいました。

年のころは、おそらく70代前半ぐらい。
白髪でしたし、容貌も老女だったんですが
服装が、いっつもイケていました。

たいてい、レトロチックなワンピースを着ていました。
襟がついていて、ウエストには細いベルトがあり
体のラインを隠せないデザインでした。

ダイナマイトボディだとか、ナイスバディ
というわけではありませんし
スラっとしたモデル体型というわけでもなく
中肉中背だったんですが
姿勢がよかったせいか、たいそうカッコよく見えました。

さらに、夏にはノースリーブになり
そこにまた、「かっこええなあ」と、感心していました。

どこに住み、何をしているどんな人なのか
まったくわかりませんでしたが
ひとりの時間を楽しめるおばあさんは、
かっこいいなあと、思ったものでした。

ただ、「同じことがしたい」と、憧れていたわけではありません。

ライフスタイル

なぜ、憧れを抱かなかったかといえば
単純に私が出不精のひきこもりだからです。

そのイケバは、アペリティフにシェリーを楽しまれ
その後、野菜サラダとオムレツ、ワインといった
数品を注文して、優雅に食事をしていました。

都心のおしゃれなお店でしたから
そのようなことがしたいと思う人もいることでしょう。

しかし私は、歳をとったら=仕事を引退したら
家から一歩も出たくないなと思っていたので
同じようなことをしたいとは、まったく思いませんでした。

ひとりで食事をするためだけに外出するなんて、めんどくさくて~
というのが、私なわけですが
ひとりで食事をするためだけに、
おしゃれをして外出するエネルギーを持っている人が
イケバになれるのかなと、思います。

イケバになりたいわけではありませんので
なれなくてもかまいませんが
そういう老人も、世の中にたくさんいます。

幸せの形は人それぞれですから
その人が望んだライフスタイルを貫ける老後というのが
それぞれの幸せというものなのかなと、感じます。

40代のころ、余計な外出はしたくない
家から一歩も出たくないと願っていたとおり
今、おおむねそのような生活ができていますので
幸せだなあと、思える老後に突入しつつあるなと
ありがたく思う日々です。

この場合、感謝の先には
イケてないジイさんであるお殿様がいます。(笑)

生活基盤はお殿様が用意してくれていますので
エアコンの温度設定の自由は与えないけど
だいじにしなくちゃね。


忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。