承和色(そがいろ)
- 意味:菊の花の色のような少しくすんだ黄色
- 豆知識:平安時代の承和年間、仁明天皇 が黄色い菊を大変好まれたことが色名の由来となっているそうです。
承和色です。
黄色い菊の花というと、お供え用のものとか
お刺身の添え物を連想します。
花言葉は、「高貴」「高尚」「高潔」です。
皇室の紋ですから高貴な花なんですよね。
花模様
菊ではないような・・・?
花の刺繍が入ったバッグを買いました。
ネット広告を見て、一目ぼれしてしまいました。
花の刺繍です。
かわいらしいデザインですが、そこそこの厚みがあるので、
しっかり収納力があり、実用的です。
値段
「あら、かわいい!」と思ってから、数日考えましたが
「買っちゃおう!」と、なった決め手は値段でした。
2,239円ですから、お安いですよね。
バッグを持っていないわけではありませんから
無駄遣いかもしれませんが、「バッグがほしい!」
と、思ったことそのものが久しぶりでした。
ほしい!という購買欲は、年齢とともに低下しています。
出かけるといえば、買い物とジムがほとんどで
服も靴もバッグも、こぎれいであれば、十分という暮らしです。
そんな中、無理なく買える範囲内の値段なら
ほしい!と思ったものは、買っています。
消費行動は、気持ちを明るくしてくれます。
これが行き過ぎると、浪費になるのでしょうね。(笑)
昔のバッグ
二十代が、バブル真っ盛りでしたから
持ち歩くバッグといえば、ブランド物がお約束でした。
当時、従事していた職業がバブル景気に無縁だったため
私自身は、バブルの恩恵を何も受けていませんでしたが
それなりに、グッチやヴィトンのバッグを持っていましたし
エルメスのスカーフや、ティファニーのアクセサリーも持っていました。
そんな時代を過ごしてきた身からすると
2千円ちょっとのバッグは「安っ!」と、感じます。
40代のころ、同年代の女性と話していて
「ああいう時代を過ごしてこの歳になると
値段を楽しむことは、もういいやってなるよね」
と、話したことを覚えています。
狂騒時代
ふりかえってみれば、バブル景気の時代が異常だったのだろうと思います。
二十代のOLが、ゴルフをするためにハワイに行ったり
通勤のために身に着けているものの総額が、
軽く10万を超えたりしていた時代です。
今、時代はミニマリストがもてはやされています。
狂乱の時代を過ごしたせいか
年をとった人が、その道に進むのは「なるほど」と思えますが
まだ若い人が、「持たない幸せ」などと発言しているのを聞くと
有り余るほど無駄なモノを持つ前に、早くもそっち?
と、ちょっと違和感を覚えますが
好景気を知らない、不遇な時代を生きてきた世代は
モノを持ちたくても持てない世代でもあります。
その道を歩むほうが、心穏やかに生きることができるのかもしれません。
幸せの在り方は、人それぞれですから
本人が満足していることが、一番大切なのでしょう。
私の暮らしは、かなりミニマムですが
それは、「持つ、持たない」にこだわった結果ではなく
「掃除が楽かどうか」にこだわった結果です。(笑)