𩊱(しころ)
- 意味:後頭部から首にかけての部位を守る目的で兜に付けられた物
- 豆知識:「錣」と書くことのほうが多いようです。
歴史小説を読んでいると、鎧兜の説明で「〇〇おどし」という言葉がよく出てきます。
𩊱によらず、鎧や兜の部品をつなぎ合わせることを「おどし」と言いますが
初めて目にしたときは、「何をおどかしてるのだ?」と、謎でした。
鎧兜が身近なものでなくなり、関連した語も消えていきました。
今、当たり前に使っている言葉も、100年経ったら
「何、それ?」と、なっているものもたくさんあるのでしょうね。
小さなイラつき
お殿様(夫)の現在の勤務形態は、週2日のテレワークです。
勤務時間が、午後6時までなので、その後、お風呂、夕食となります。
少し前までは、同じテレワークでも終業が、午後5時でした。
1時間遅くなったので、私もそれに合わせてジムに行く時間を変えました。
以前は、夕食とその後片付けがすんでから家を出ていたので
午後7時前後に出発して、9時前後に帰宅していましたが
今は、午後3時半前後に家を出て、6時までに帰宅するようにしています。
そのように変更して、そのリズムで生活しているので
お殿様の仕事がない日も、お風呂は6時にしてほしいと頼んで
「わかった」という返事をもらいました。
ところが!
お殿様は、「わかった」と、言ったはずなのに、はずなのに
仕事がお休みの日、ジムから戻ってみると
まだ6時になっていないのに、お風呂に入っていることがあります。
えーっ!?約束と違うじゃん!
と、お風呂の戸をガラっ!!と開けて
なんでこんな時間から入ってるのよっ!
と、怒鳴りつけるほどコワイ妻ではありません。(笑)
しょうがない人だなー
忙しくてしょうがないよっ!と、思いつつ
ジム用品や買い物をしてきたものの始末をして
お殿様の夕ご飯の準備を始めます。
間に合うけどさ
気持ちは急きますが、お殿様は長風呂ですし、
たいしたものを作るわけでもありませんから
なんだかんだ、いつも間に合っています。
でも、忙しいことそのものが不愉快ですし
「間に合わなかったら、いやな顔するくせに!」
と、いやな顔をされたわけでもないのに、イライラしてきます。
ですから、お風呂から出て、晩酌を始めたお殿様に話しかけられても
不愛想な返事ですませたり、無視したり、
お皿をドン!と、乱暴に置いたりしてやろうかしら?
と、思わないでもありませんが
そんなことをしたって、私の不快感が伝わるはずは、ありません。
「察する」ことを期待しても、無駄ですからね。
そんなことは、もうわかりすぎるぐらいにわかってます。
さりとて、「お風呂は6時にしてって言ったよね?」
と、もう一度言うのもめんどくさいんですよね。
言えば「ああ、うん」と答えるでしょうけど
どうせまた、入りたい時間にお風呂に入るに決まってますから
まったく意味がない会話の繰り返しになるだけです。
結局
曜日ごとに私がジムに行く時間を変えればいい
と、いうことなんでしょうね。
そこまで考えちゃいないでしょうけど
あれこれ話を詰めていけば
そういう結論に達するのだろうと思います。
実際に、そう言われたわけでもないのに
なんで私が、何から何まで合わせないといけないんだよっ!
と、言いたくなります。
夫婦を長くやっていると
こう言うと、こうなる。
ああ言えば、こう返される、ということが
とーっても具体的に思い浮かびます。
それで、めんどくさくなって黙ってることが増えるわけですが
それはそれでストレスたまりますね。
言って、ムッキー!となる事態になるほうが
ずっとずっとストレスなので、仕方ありませんけどね。