披瀝(ひれき)

  • 意味:心の中の考えをつつみかくさず、打ち明けること
  • 豆知識:「瀝」の訓読みは「したた(る)・しずく・そそ(ぐ)」です。

「披露」という言葉も、明るみに出すことを意味していますが
「披瀝」の類語は「告白」「吐露」
「披露」の類語は「発表」「公表」だと知ると
「披瀝」に、何やら秘密めいた隠匿性を感じます。

お昼前

そろそろお昼ご飯をつくろうかな
と、思っていたときに、
散歩に出ていたお殿様(夫)が帰ってきました。

「怪我しちゃったよ」
と、言うので見てみたら
手とひじから、出血していました。

どうしたの?と、もちろん聞いたんですけど
また転んだのかな、ぐらいにしか思ってませんでした。
(以前、転んだ記事です。→お殿様(夫)がころんだ

ところが、なんと

車にぶつけられた。

と言われ、びっくりしましたよ。

今、そこに普通に立って話していますから
重症でないことは、わかりますが
車にぶつけられた、ということは
つまり、交通事故ですよね!?

警察呼んだの?

と、聞いたら、呼んでいないと言うので
またもや驚きました。

事故証明とってないわけ!?💢

と、ちょっと気色ばんでしまいましたよ。

事故証明どころか

しかも、しかもですよ!

じゃあ、相手の免許証見せてもらったりして
連絡先を確認した?

と、聞いたら、それもしていないと言うではありませんかっ!

たいした怪我じゃなかったから
大丈夫と言って、そのまま別れたそうです!

んまあああああああ!

どういうトンチキなことしてるんでしょうねえ?

自分がドライバーであったなら
どんな軽微な事故であれ
人身事故をやらかしてしまったら
すぐ警察に電話して、事故証明をとります。

加害者としての誠意・義務でもありますし
あとあとの面倒を避けるためにも
絶対に必要である、ということは
運転免許証を所持しているすべての人が
教習所で習ったはずです。

言われて初めて

お殿様は、私に指摘されて初めて

そうだ、これは交通事故で
自分は被害者だ!

ということに気づいたようです。

歩いていて、人とぶつかった程度のことにしか
考えていなかったようですが
歩道を歩いていたら、
駐車場からバックで出てきた車にぶつけられた
というのですから、100%人身事故ですよ!

あとになって、実は骨が折れていた!
というようなことは、ありませんでしたから
まあ、いいと言えばいいんですけど
そういうことだってあるわけですから
事故証明は、しっかり取るべきです。

日頃は、私が小言めいたことを言っても
柳に風で聞き流すお殿様ですが
今回ばかりは、自分の認識が甘かったことを
素直に認めて、

次は気を付ける

というので

次があったら困るわよっ!💢

と、また気色ばんでしまいました。

気を付けるべきは、車にぶつけられないように
ぼんやり歩かないことですよね!

交通事故でけがをしたときって
病院で健康保険が使えないんですよね。

そのことも、言っておいたら
さすがに真面目に聞いてました。

それにしても、本当に
軽いけがですんでよかった~~~。

午後

お昼ご飯が終わったあと、お殿様は
傷口を覆う、大き目の絆創膏を買いに行きました。

見送りながら

そのお金、相手がわかっていたら
請求できたのよ!

と、言ったら

そうだよな!!

と、ここで、一番大きな反応がありました。

数百円のことであっても
お金のことって、インパクト大きいですよね。(笑)

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。