岾(やま)

  • 意味:丘陵の片岸を指す方言
  • 豆知識:京都府に「岾広」埼玉県に「大岾(おおはけ)」などの地名があります。

丘陵の片岸という説明を読んでも、ピンときません。
丘陵とはなんぞやと、改めて調べてみたところ
山より低く、陸より高い起伏のある部分だそうです。
土手のようなものを想像し、その片岸が「岾」なのだろうと思うことにしました。

加護ちゃん

ネットで元モーニング娘。の加護亜依さんのニュースを目にして
年齢が(35)とあって、かなり驚きました。

まだ35歳なの!?
と、いうことは辻希美さんも同じ年なわけ?

大昔から芸能界にいたような気がするのに
まだ30代半ばだったとは!!
デビュー時はまだ、小学生でしたかね?
いわゆる、子役と同じだと思えばいいわけですが
もう少し上のお姉さんたちもいたグループだったせいか
子役と同じにカテゴライズしたことが、ありませんでした。

そういえば、マッチが「俺、15歳から働いてきたんだぜ?」
と、言っていたのを聞いたことがあります。
15歳だって、まだまだ子ども。

芸能界って、そういうところなわけだから
常識とか感性を狂わせるのも当たり前だよね、と
それこそ当たり前のことを感じたのでした。

翔んでる女性

小学生から働き始め、成人するまえに不祥事で転落を経験し
その後もなんだかんだあった加護ちゃんが生まれたころ、流行した言葉に
「クロワッサン症候群」というものがありました。

そこからさかのぼること、10年ほど前に
仕事を持ち、自立していたり、自由な感性を貫いたりしている女性が
「翔んでる女性」ともてはやされた時代がありました。

1980年代後半になると、その、かつての翔んでた女性たちの中に
結婚より仕事や個人の生きがいを優先させてきたことに
これでよかったのか?と、葛藤を感じはじめる人々が現れ
クロワッサン症候群と命名され、流行語になりました。

めちゃくちゃ懐かしいですね。
1980年代というと、私はまだ20代ですから
少し上の世代の女性たちの話です。

働くことへの幻想

私の母の世代にまでいくと、もっとなんですが
私の世代にいたっても、女性が働くということって
不思議な幻想が刷り込まれていたように思います。

働く=かっこいいとか
働く=輝いているとか。
何か、仕事をすることがとってもステキなこと
というイメージが、蔓延していたのは
それだけ、女性が働く場、チャンスが少なかったからでしょう。

私が最初の結婚をしたころは、寿退職が当たり前でした。
ですから、私も結婚して仕事を辞め、専業主婦になり
その後、パートを始め、そこからひょんなことが重なって
自営業になだれこむといった経過をたどります。

その間、いろいろな働く主婦の皆さん
つまりパート主婦さんたちと行き交いましたが
多くの人が、仕事というものに自己実現を求めてたことが
とってもおかしいなと、思っていました。

不思議な小競り合い

しょせん時給で働いている者同士で
どっちが仕事ができるとか
どっちが雇用主から信頼されてるかとかを競っちゃう人って
思いのほか、いっぱいいるんですよね。

それはきっと、「翔んでる女性」の呪縛なんだろうなと、思ったのは
皆さんが、私よりも世代的に少し上の方々だったからです。

翔んでる女性がかっこいい、と刷り込まれたものの
結局、翔ばないまま結婚して主婦になったので
仕事ができる女性は素敵なはず、という思い込みがあり
自分がそれになろうと努めてしまったんでしょうね。

時給仕事なんて、うーんと不出来なときは
叱責を受けたり減給されたりという評価がありますが
うーんとできている人も、多くの場合
ぐーんと時給がアップしちゃう!みたいに
わかりやすい評価がされるわけではないので
むなしい小競り合いだと思わないのかな?とか
仕事なんて、お金を得るための手段でしかないのに
余計なことでもめるエネルギーが、もったいないと思わないのかなとか
不思議に思ったものでした。

希少動物は私

しかしながら、私はたいへん怠惰でめんどくさがりやです。
小学生のときから、運動会のかけっこに出場すると
走りたいわけでもないのに、なぜ走らなきゃいけないのさ
などと考えてタラタラ走って、万年ビリっけつでした。

こんな人間のほうが、きっと珍しいんだろうなと思います。
ですから、逆に皆さんたちからすると
私は、たいそう不思議な生き物に見えていたのだろうと、思います。
(傍観者でしたから、目に入ってもいなかったかもしれませんが)

あの人たち、今頃は60代後半~70代になっているわけですが
どのような老後を過ごしているのでしょうか?

今も何かで小競り合いをしてる率、高そうだなと思いますね。
共通の趣味の場では、技術や感性の優劣とか
ボランティアの場では、貢献度の多寡とか。
でも、改めて考えてみると、そうやって競い合うことが、
前向きに生きるモチベーションになっていそうな気がしますので
おそらく、楽しい老後を過ごしているのでしょうね。(笑)

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。