泯滅(びんめつ)

  • 意味:滅んでなくなること
  • 豆知識:「泯」=消える・消滅するという意味を持つ漢字です。

「泯」には「ベン」という読み方もあり、「眩泯(ゲンベン)」という熟語があります。
「目がくらむさま」という意味だそうです。
「目がくらむ」という意味の類語をいろいろ探してみましたが
熟語は「眩泯」のみでしたので、覚えておくと案外、重宝する言葉かもしれません。

大河ドラマ

「どうする家康」で、家康の妻、瀬名が壮大なおとぎ話をぶちあげて
あろうことか、嫡男信康、武田の穴山梅雪のみならず
家康までも賛成することとなり、「奪い合う」のではなく「ほしがられたら分け与える」
ということをモットーとして、東国連合を作ろうではないか!という流れから
戦争ごっこをして(戦うふり)、時間稼ぎをするというトンデモ展開となり
さすがに、世間をザワつかせているようです。

史実ガー!とか、うるさく言う視聴者が苦手な私ですが
さすがに、先週から「これは何を見せられておるのじゃ!?」
と、困惑しておりました。

そもそも、戦国時代に厭戦思想を持ち込まれるのが嫌いなんですよね。
それは、たまたま瀬名クーデター事件の直前に記事にしていました。
(その記事はこちらです。→タバコとか不倫とか時代が変われば常識も変わる

好きな展開

史実としては、「信康と瀬名が家康に殺された」
もしくは「家康が信康と瀬名を殺さざるをえなかった」というものがあり
そこに向かって、どう展開させるのかが、脚本家の腕の見せ所でありますから
好きな展開、苦手な展開があるのは仕方ありません。

しかし、寛容な(笑)私が「これはさすがにないだろう」
と思うほどの、「人を馬鹿にするのもたがいにしろ!」
と、言いたくなるような展開でした。
大河ドラマは、いつから子供向けの絵本になったのじゃ?

みんな、せんそうが いやだ いやだ といいました。
だから、みんなで なかよく しようねと やくそくしました。

ってことですよね?(笑)
これは、ないわー。

「ドラマ」と銘打っている以上、いかようにも書けるわけですから
私の好きな展開を、ここでつけくわえさせていただけるなら
「瀬名、今川を向いていた説」でお願いしたかった。

余談ですが、「真田丸」で、真田パパ(草刈正雄さん演じた昌幸)が
いまわの際、手をのばしつつ「おやかたさまーっ!」
と、叫んでからこときれたシーン、好きでしたねえ。

「真田丸」は、武田勝頼の死から始まった物語でしたが
徹頭徹尾「武田の家臣」として、戦国の世を生きた武将の死にざまとして
たいへん、心に残る名シーンでございました。

瀬名、今川を向いていた説

もともと、瀬名は今川家重臣の娘ですから
今川義元を桶狭間で破った信長と同盟を組むなど、許しがたい!
という嫌悪感が根っこにあって、家康となんだかんだあって
結果的に武田と内通してしまった。

という展開だったら、よかったなあと、思いました。
(あくまで、今回の家康物語において)
定説をくつがえし、家康と瀬名が仲良し夫婦だったということにするならば
そんな瀬名にほだされもしたし
もともと、信長とは何もかも思想がちがっていたため
ガマンの限界にきたというのが自然に見える伏線をはっておくこと前提で、
家康も「武田と共に信長を討っちまおうか?」
という気になったものの、途中で計画がばれてしまった!

と、なったときに「すべての責めはわたくしに負わせてくださいませ」
と、瀬名に言わせたならば、そこそこの違和感ですんだかもしれないし
ドラマだし、と思って見ているわけですから、号泣展開だったかもしれません。

今回のように瀬名が暴走しておきながら、いきなり
「すべての責めはわたくしに負わせてくださいませ」と、言ったって

当たり前だろう!
何を開き直っておるのじゃ!

としか、思えませんね。
信康の自害は、あの展開でOKです。(えらそうw)
瀬名を悪者にしないのであれば、どう転んでも、
あれ以上の物語は作れますまい。

違和感

それよりも、何よりも、とにかく違和感があったのが
瀬名が、ぜんぜん老けない謎です。(笑)

五徳と並んでも姉妹みたいでしたし
初登場のころの回想シーンが出てきても
今と同じじゃん!と、つっこみたくなるほど変わらぬままの退場でした。

瀬名に始まったことじゃ、ありませんけどね。
大河ドラマでも朝ドラでも、最近の役者さんたち(主に女優)って
老けメイクをしないことになってるの?

いつまでも若々しいままなもんだから
ストーリー展開についていきにくくなることもあります。

NARUTOはすごい

そこへいくと、アニメ「NARUTO」のキャラの
続編「BORUTO」における老けっぷりは、みごとです!

夕日紅先生28歳

美しいくのいちですよね!
全キャラの中で、綱手と双璧の美人さんかな?と、個人的に思ってたんですが
ナルトの息子時代の作品「BORUTO」では、こうなってました。

このとき、48歳です。
あまりに変わっていたせいで、最初誰だかわかりませんでしたよ。

もうおひとり、具体例を見てみましょう。

みたらしあんこ先生25歳

立ち姿も見ておきましょう。

わりと肉付きのよいキャラなんですが、それでもスラっとしてますね。
この方が45歳時には、こうなっていました。

おっと!、みたらし団子の食べすぎでしょうか?(笑)

お年を考えれば、妊娠中ではありませんよね?
たぶん。
(となりにいるのは油女シノ=33歳です)

NARUTO・BORUTOの作者、岸本斉史先生は男性で
アニメの作画は原作漫画に沿っているはず。
男性から見た中年女性って、こうなのね~!
男の目線って、残酷ぅ~!!
と、思いつつ「BORUTO」を観ています。(笑)

ドラマも、年齢に応じたメイクを施してくれたら
もっと物語の世界に入れ込めると思うんですけどねえ、

特殊メイクなんか必要ないぐらい
映像加工処理技術が発達してるんだから
若作りにばかり力を入れないで
「それらしく」見せる方向全般にがんばってもらいたいものです。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。