蕨市(わらびし)

  • 意味:埼玉県の市の一つ
  • 豆知識:日本一面積が狭い市だそうです。

年賀状の思い出

夫が、自分の知人の近況を聞かせてくれました。
そのとき、その人に年賀状を書いていたころのことを思い出したので
漢字を練習しました。

その人は、埼玉県蕨市というところに住んでいて
この住所を書くとき、毎年必ず「蕨」を大きく書いて練習していました。
年賀状の宛名を手書きしていたのは過去の話ですが
何年たっても「蕨」の書き方を覚えられない自分に、毎年あきれていました。
そして、今回もやはり調べないと書けませんでした。

なんとしても覚えてやろうという気がないから、覚えられないんだと思います。
よく似た漢字を含む、この名前は何も見ないで書けました。

詩人「萩原朔太郎」の名前は

高校のとき現国の教科書に
文学史上の重要人物として載っていたので
試験の前に「朔」の書き方を四苦八苦して覚えました。
覚え方は「萩原ぎゃくづき太郎」でした。

「朔」を分解して、「逆」と「月」にしちゃうという
かなり乱暴な覚え方ですし
うっかり「しんにょう」を書いちゃわないように注意も必要です。
それでも、そのとき覚えたとおり、今も書けました。

赤点とったらまずい!と切羽詰まっていたからこそ
覚えられたのであって、夫の知人の住所なんて
書けなくたって、別に問題ありませんから
書けるようにならなかったのも当たり前ですよね。

50代特有の夫婦関係

ところで、記事の冒頭で「夫の年賀状の宛名を私が手書きしていた」と書きましたが
ここは、50代カテなので、おかしいと思った方は、そう多くないかもしれませんね。
今の若い人からしたら、「はああaaaa???」なことではないでしょうか。

まず、手書きというところが「はあああaaaaaa?」でしょうし
夫の年賀状を書いてあげていたというのも「はあああああaaaaaaaaa???」でしょう。
そういう時代だったんだよ、と言っても「なんでえええeeeeeee?」となりそうです。

私と同年代の夫婦で、そうじゃない人たちもいるでしょうけど
少なくとも、私の夫は「ザ・昭和の男」で完全なる「お殿様」です。
「家の中のことは、女の仕事」でやってきた夫婦です。

そんなわけで

昨年夫の身内に不幸があり、年賀状の欠礼ハガキを手配したのですが
出す人のピックアップやら文面選びやらの何もかも、私がしました。
といっても、今の時代ですから全部ネットで手配できましたので
お手軽でしたし、もちろん手書きではありませんでした。

夫の目の前で、あれこれやって全部終わったときの夫のコメントは一言。

ご苦労!

子どもになら「そういうときは、ありがとうって言うんだYO!」と言ってやりますが
お殿様ですから、言ったらそれこそ「はああああaaaaaa?」でしょう。
それに、私がこの状態を特に不満に思っていませんので、問題なしです。

なんで不満に思わないのか?
お殿様と私は、別に主従関係にあるのではなく
人生に必要なあらゆることを、分業しているだけで
対等な夫婦関係だと思っているからです。
平成の子たちは、「対等じゃねえええeeeee!」と思いそうですけど
この分業という関係性は、わからないでしょうねえ。


忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。