窺(うかが)う

  • 意味:そっとのぞいて見る・そっと様子を見る
  • 豆知識:「窺」には「穴からのぞく」という意味もあります。

そっと様子を窺っている人、というと
昭和世代には、星明子さんを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

言わずと知れた「巨人の星」の主人公、星飛雄馬の姉です。
たいへん貧しい家に生まれ、高校はおろか
中学校の修学旅行にも行けなかった明子さんですが
後に、花形モーターズの社長夫人になることがわかっていますから
今となっては、物語序盤、明子さんが涙を流す姿を見ても
同情する気持ちがわいてきません。

息子からLINE

きのうの午前中に、「夕方そっちに行っていい?」
と、息子からLINEが来たので、「いいけど、何時ぐらい?」と返信したんですが
「駅に着いたら連絡します」と、問いに対しての整合性がない返事が来て
それっきり、連絡がとれなくなりました。

だから! 何時に来るのか教えてよっ!!!と
かなり切れながら、買い物に行き
帰りに持たせる野菜を調達して、オイル蒸しとトマト煮を作りました。

母の愛って、ほんとうに無償の愛ですよね。
聞いたことに答えてくれないヤツにお土産を用意してしまうのですから。

忙しかった

息子が来る時刻について「夕方」以外の情報がなかったので
私が思う「夕方」までのあいだにジムに行ったり
もう一度買い物をしたりして、大急ぎで家に戻ってまもなく
息子がやってきました。

ドアホンで対応して、「どうぞ~」と言ったあと
しばらくして、またドアホンが鳴るので
「なによっ!さっさと上がってらっしゃいよっ!」と、
ムカっとしながら、対応すると
「ロック解除してください」と言われてしまいました。

あらま!!
なんと、「どうぞ~」と言ったわりに、
オートロックを解除し忘れていたようです。
「まったくしょうがないヤツだ!」という内心が影響して
無意識に意地悪してしまったんでしょうか?(笑)

用件

家の中に息子を招き入れて「コーヒーでも飲む?」と聞いたら
「いいよ、すぐ帰るから」と断られました。

用件は何かというと、わかっていましたよ。
ポケモンの通信交換をしたいと、最初のLINEで言われてましたから。

ポケモンというソフトの特徴として
最初に3種類のポケモンの中から旅のパートナーを選びます。

選ばなかった2匹のうち1匹は
同時発売される2種類のソフトを両方買えばゲットできます。

そこで問題となるのが3匹目です。
これも、2種類のソフトを買えば、ゲットする方法はあるのですが
ゲームを途中まで進めて、なんだかんだしたあとリセットするので
手順が、ちょっとめんどくさいんですよね。
でも、誰かと通信交換ができると、
その人のソフトが3つ目となりますので、
時短で解決できる仕様になっています。

そういうわけで、息子は
ソフトを持っている私のところにやってきたのです。

却下

息子が、通信交換をしに来ることがわかったとき
そうだ!じゃあ、私もバイオレット買っておこう!と
2種類出ているソフトの、もう片方を急いで買ってきて
息子が来るまでにダウンロードをすませておきました。

ちゃちゃっと交換をすませた息子が
「ありがとう!じゃ、これで」と、帰ろうとするので
「お母さんもバイオレット買って、ダウンロードしておいたからさ、
 そっちにもポケモン入れておいてよ」と頼んだら
「え?でも通信交換できるまで、いろいろやらないといけないから、今度ね!」
と、却下されてしまいました。

「急いでるの?」と聞いたら
「夕ご飯のしたくもあるしさ」というので
「お土産あるよ」と、野菜を渡したら
「ありがとう!」と、受け取ってさっさと帰って行きました。

それでいいけどさ

長居されても迷惑だし
とっとと帰ってくれてかまいませんが
お母さんにポケモンをそろえてくれるぐらい、しろよ!
誰がそこまで育ててやったと思ってるんだ!!
と、ちょっとカチンと来ました。

でもまあ、夕ご飯が出てくることをアテにされてもシャクですし
ちょっと前に、かなり不調だったところから
(その記事はこちらです。→ランチは続くよ、どこまでも。
ほぼ回復してるようなので、安心はしました。

しかし、男の子なんて育てても、残るのは赤字だけですねえ。
子どもは、3歳までに人生すべての親孝行をするとかって言いますが
私の場合、3歳までに人生すべての親不孝をされた気がしましたよ。
私が子育てをしていたころはまだ、そんな言葉はありませんでしたが
「イヤイヤ期」の攻撃が、メガトン級すぎて円形脱毛症までできましたもんね。

息子より2歳上の姪(姉の娘)がいるんですが、その子と会うと
なんだかんだ、楽しく会話ができます。
つい最近、ポケモンの進み具合を仲良く話し合ったばかりです。
(姪もポケモンやってます)

姉は、姪と毎日こんなふうに過ごしてるんだよなあと思うと
産んだ子どもの性別で、母親の人生って大きく変わることを実感。

ま、めんどくさがりやなので
薄いつながりのほうが、性に合ってるとは思います。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。