魑魅魍魎(ちみもうりょう)

  • 意味:主種様々なばけもの
  • 豆知識「魑」は山の精、「魅」は化け物、「魍魎」は氷の精という説があります。

四字熟語を練習したいなーと、思ったので
絶対に書けそうにないものを思い浮かべてみて
最初に浮かんだこれを練習しました。

部首「鬼」が四つ並ぶとおどろおどろしいというか
それだけで難しそうに見えますね。
生まれて初めて書きましたが、見た目ほどは難しくありませんでした。

しかし、録画に成功するまでに何回か書き直しています。
というのも、「鬼」を四つも書くせいか
やっとここまで来たぞ!という最後の「魎」で
「鬼」の中の「ム」を書き忘れちゃったり
やはり、ラストの「魎」で「入」だよ、「入」だよと思ってるのに
つい「人」と書いてしまったり。
たった四文字を書くだけの集中力にも不自由しています。

不自由からの自由

息子と読書感想文
 ↑
この記事で、息子の夏休みの宿題の話を書きましたが
そのとき、途中で「自由研究」の話にそれてしまい
そこだけで、とっても長くなってしまったので
これは、また別の記事にしようと思って消しました。

よく考えてみたら、消さずに下書き保存しておけばよかったんですが
消してしまったので、イチから書き直してます。

自由研究といえば、夏休みの宿題の華ですね。
これなくして、夏休みの宿題の話はできません。

が、その話をする前に
「マイ・サンと長期休暇の宿題」について
いくつか、語っておきたいことがあります。

小六夏の陣

息子の小学校の宿題は、「夏休みの友」形式でした。
そんな名前だったのかは、覚えてませんが
国語算数理科社会が、小冊子にまとめられていて
毎日、1ページずつ程度進めていけば
夏休み中に課題が終わる、というものです。

息子が6年生のころ、私の仕事がたいへん忙しく
夏休み中、ずっと息子に留守番をさせていました。
「宿題やってる?」
「大丈夫だよ!」

こんな会話を何度したことでしょう。

そうこうするうちに8月の末になりまして、
2日後が新学期という日の朝
職場に私と同年代の同僚(女性)が
大げさではなく、蒼ざめた顔で出勤してきました。

どどど、どうしたの??と聞いてみたところ
彼女には息子さんがいて、当時、中1だったのですが
前夜、息子さんが夏休みの宿題を
まったくやっていなかったことが発覚したというのです!
その対応に追われ、仕事どころじゃなかったのですが
そんなことで欠勤できるわけもなく
疲れ果てた顔で出勤してきた彼女が言いました。

何度も、「宿題やってる?」って聞いてたんですけど
「ダイジョーブ、ダイジョーブ!」って言われて・・・
信じたわたしがバカでした!!

結婚詐欺にひっかかったかのような嘆きっぷりでしたが
これを聞いた私の背中がぞわっとしたのは
言うまでもありません。

まっまさかマイ・サンも!?!?!?

その日、気もそぞろで仕事をすませ
大急ぎで帰ってすぐ、息子を問い詰めました。

最初は、大丈夫を連発していましたが
「夏休みの友を見せてごらん!」と、言うと
衝撃の告白をされました。

「実は、海の日ぐらいから、
 『夏休みの友』が見当たらないんだよね」

ぎょええええ-------------っ!!!!!

もう、本気の悲鳴が出ちゃいましたよ。
海の日っていったら、夏休み入ってすぐじゃない!!

見当たらないって・・・
どどどどど、どうするのよっ!!
もう、新学期だよっ!!!と、叫ぶ私。

ところが、息子はめっちゃ落ち着いて言いました。

「仕方ない!先生に正直に話そう!」

えええ-------------っ!!!???

再度、本気の悲鳴です。

それですむわけないでしょー---っ!!!

息子としては、なくなっちゃったなー。
ま、いいや。
先生に叱られればそれですむことだからダイジョーブ。

ということだったようです。
いやいやいやいや・・・
それじゃすまねーよっ!!!

目の前にいるのが、よその子だったら
どんなによかったでしょう!

現実から目をそらすわけにはいきません。

夏休みの宿題は、やらねばならないことを
ちゃんと教えるのが親の務めです。

叱っているヒマは、ありません。
まず、息子の部屋を捜索し、「夏休みの友」を発掘し
当然、まったく手つかずでしたが、
そんなことに驚いているヒマもありません!!
つきっきりで、深夜まで夏休みの友をやらせ続け
翌朝、同僚以上に蒼ざめた顔で、出勤しましたが
家に置いてきた息子が、残りをちゃんとやるかどうか
不安で不安で・・・

でも、機械的に漢字を書くページや
計算をするページに取り組ませるようにしたので
帰宅してみると、その夜もがんばれば
なんとか間に合いそうなところまでやっていました。

そして、その日も深夜まで「夏休みの友」と格闘し
翌朝、息子は無事に「夏休みの友」を持って登校しました。

小六冬の陣

季節はめぐり、冬休みになりました。
あいかわらず私の仕事は忙しく
冬休みも、息子は留守番三昧でした。

しかし、私の親としての経験値は上がっています。

冬休みの最終日に、「冬休みの友」を見せてもらうからね!

そう、言い渡しておきましたので
さしもの息子も、まったくやらずにすませようなどと
考えることは、なかったようです。

約束どおり、冬休み最終日、
「冬休みの友」(こんな名前だったかどうかは不明)を持ってこさせ
ページをめくってみると、どのページもちゃんとやってあり

おお!マイ・サンも成長したではないか!!

 

と、安心しかけたんですが・・

よく見てみると、何かおかしいんです。

社会の歴史の勉強のところで
平安時代の問題なのに、いくつかある選択肢の中で
「いざ鎌倉へ!」にマルがつけてあるではないですか!!

むむっ!?こ、これはもしや!?と

正直、そんなバカなことしでかさないでくれぃ!と
祈るような気持ちで問題を読んで答えを確認してみたら

 

うううううううそでしょ!!??

だれか、だれかウソだと言ってぇー-----っ!!

最初から最後まで、すべてでたらめでした!!(号泣)

目の前にいるのが、赤の他人だったら
どんなによかったでしょう!

このときも、叱ってるヒマはありませんでした。
だって、今回は誤答を消すところからですから
ただ問題を解くよりも、ずっと時間がかかっちゃいますよ。

それでも、冬休みは夏休みより短いので
ページ数が少ないのだけが救いでした。

またもや、深夜まで「冬休みの友」と格闘したという
悪夢のような事件でした。

自由研究

この段落が、この記事のメインのはずだったんですけど
息子のやらかし話が、すっかり長くなってしまったので
別の記事に書くことにします。


忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。