鶏冠石(けいかんせき)

  • 意味:明るい橙色
  • 豆知識:赤色の鉱物「鶏冠石」の粉末で作る日本画の顔料の色です。

鶏冠石は、砒素と硫黄の化合物だそうです。
化学が超絶苦手なので、そう言われてもよくわかりません。
砒素って、毒物ですよね?
やばい石なのかな?と、思っちゃいますが、違うのでしょうね。

シニアの就労状況

お殿様(夫)からうつされた!
と、怒り心頭だった風邪は、寝たら治りました。
というわけで、怒るのはやめて
かわいそうなお殿様の話をします。

年金受給開始年齢が65歳からに引き上げられたことに連動し
労働者は、60歳で定年退職したあとも、
勤務していた企業に再雇用される権利を有することになったわけですが
企業の負担は、大きいのだなと思わざるを得ない事態が我が家を見舞いました。

現在の高齢者雇用は、以下のように決められています。(厚生労働省HPより転載)

1.65歳までの雇用機会の確保

(1)60歳以上定年

従業員の定年を定める場合は、その定年年齢は60歳以上とする必要があります。(高年齢者雇用安定法第8条)

(2)高年齢者雇用確保措置

定年年齢を65歳未満に定めている事業主は、その雇用する高年齢者の65歳までの安定した雇用を確保するため、「65歳までの定年の引上げ」「65歳までの継続雇用制度の導入」「定年の廃止」のいずれかの措置(高年齢者雇用確保措置)を実施する必要があります。(高年齢者雇用安定法第9条)
「継続雇用制度」とは、雇用している高年齢者を、本人が希望すれば定年後も引き続いて雇用する、「再雇用制度」などの制度をいいます。この制度の対象者は、以前は労使協定で定めた基準によって限定することが認められていましたが、高年齢者雇用安定法の改正により、平成25年度以降、希望者全員を対象とすることが必要となっています。
なお、継続雇用先は自社のみならずグループ会社とすることも認められています。

二転三転する雇用条件

お殿様(夫)が定年退職した直後の再雇用契約は、
フルタイムの契約社員として働く、というものでした。

その後、フルタイムはちょっとしんどいな、ということで
労働日数を減らす交渉をしたところ
社会保険がつかない勤務日数を提示され
もっと働きたいと、申し出たものの、却下されました。

結果、お殿様は厚生年金は脱退したのですが
去年の秋、法律が変わり、
当時の勤務日数でも厚生年金に加入できることになりました。

そのための手続きをあれこれやって、やっと終わった!
と、思ったら、今度は勤務先から
勤務日数を減らすという、契約を提示されました。
社会保険が付かない日数への変更です。

プライド

一気に話を勧めましたが、その前に
もっとひどい条件が通達された、ということがありました。
それは法律違反だったので、異議申し立てが通りましたが
その後、提示された契約条件が、勤務日数減少でした。

勤務先の考えていることは、つまり
社会保険料を負担したくない、ということだよね、と
お殿様と話しましたが、クビになりかけたり
勤務日数を減らされたり、今、お殿様のプライドはズタズタです。

かわいそうになあと、思いますが
単純に、企業が生き残りをかけて経費削減をしているだけのことで
あなたの人格や能力が否定されたわけではないよ、となだめています。
それでも、やりきれなさは、まだどうしようもないようです。

いずこも同じ

80歳超の母は、社交的で同年代の友人が多くいます。
中には、リタイア後再雇用に応じた男性が、たくさんいましたが
その多くが、数年も経たないうちにやめてしまっています。

本人談では、詳しい事情はわかりませんが
多かれ少なかれ、プライドを傷つけられる仕打ちをうけたのだろうと推察します。

お殿様も、再雇用されている勤務先に見切りをつけて
もう、辞めちゃおうかなと、思わないでもないようです。

しかし、条件としては、ほかでバイトすることを思えば
かなり良いものであるのは、たしかですし
ここでやめると、勤務先の思うツボで悔しい
という、思いもあるようで踏ん切りがつかないようです。

多くのシニアが、多かれ少なかれ
同じような肩たたきにあっているらしい、という情報が
お殿様の心の支えになっているようです。
(ソースは私ですけどw)

いやがらせ

お殿様と勤務先との契約は、昨年末が区切りでしたが
勤務日数が減り、社会保険が外れるということを通達されたのが
年末のことでした。

え?こんな年の瀬にそんなこと言われても、
もう、役所しまっちゃうよ???という時期で、
「このいやがらせは、ひどいよね」と、夫婦で憤りました。

あからさまに、もっと無理な悪条件をつきつければ
パワハラで労基局に駆けこまれかねませんから
この程度ですんでいるのでしょうけど
月初めに通達してくれれば、
年内に社会保険の手続きをすますことができたはずです。

そんなこんなで、この前、運転免許の再交付申請に行ってきたのです。
(その記事はこちらです。→運転免許証を紛失したので旅に出ます。
そんなことでもなければ、更新時期まで
免許証紛失に気付かなかった可能性が高いので
これは、ケガの功名ですかね。

失策では?

政府なりに思うところあって、社会保険に関する法律を改定したのでしょうけど
結果、勤務日数を減らされた労働者、多いのではないでしょうか。
助けてくれるつもりだったのかもしれない改定ですが
逆に、ダブルワークを余儀なくされている人も多いことでしょう。

政府が余計なことをしてくれたせいで
大迷惑をこうむっているような気がしないでもありません。

お殿様も、減った収入を補いたい、ということと
働かない日が多くなりすぎると、心身に悪いということもあり
地元でバイトを探す気になっています。

気に入るバイト先が見つかるといいなと、思いますが
まず、雇ってくれるところがあるのかどうかが、問題ですよね。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。