轆轤(ろくろ)

  • 意味:回転する構造を持つ各種の装置
  • 豆知識:「轆轆(ろくろく)」という、「車が音を立てて走る様子」という意味の熟語があります。

「ろくろ」って、陶芸のときに使う道具のことだと思ってましたが
滑車や、ミシンのはずみ車の意味もあることを初めて知りました。
思いのほか、守備範囲の広い名詞だったのですね。
ちょっと驚きました。

お殿様(夫)のスケジュール

お殿様(夫)が、サウナやらパチンコやらを楽しむために出かける日は
お昼も夜も食事は外ですませます。
そのため、私にとっては極楽の日となっております。(笑)

先日、サウナに行くはずの日のことでした。
普段なら、午前10時過ぎには家を出て行きますが
その日は、ちょうどその10時少し前に
勤務先で何かトラブルがあったとかで、仕事を始めました。

え?し、仕事するの?
と、思いましたが、勤務先のほうの都合で
週に働ける時間数には制限がありますので
せいぜい1~2時間のことだろうと、推測しました。
(その話はこちらです。→お殿様(夫)=シニア労働者の受難

しかし!10時からの1~2時間って、くせものです。
「よし、仕事終わったぞ!
 お?もう昼か、メシ食ってから出かけるか」
となってしまい、昼食を作るはめになるリスク可能性が高いわけです。

私の予定

その日は、夕方までダラダラしてからジムに行こうかなー
と、考えていて、ソファーでゴロゴロしていたのですが
昼食づくりという危機が迫っていることに気づいたので
あわてて、散らかしていたSwitchや本をバタバタと片付け
ささっと身支度をしてから
「じゃ、私は図書館とジムと買い物に行ってくるね!」
と、言い置いてすたこらさっさと家を脱出しました。
よしんば、お殿様がおなかすいたなー、と思っても、私がいなければ、当初の予定どおり外で食べるはずです。

瞬時にあれこれ考えて行動しましたが、当のお殿様は仕事に気をとられているし
先のことなんて、深く考えられない考えていない人ですから
「ん?ああ」と、普通に送り出してくれたので、めでたし、めでたしでした。

そして、図書館、ジム、買い物と用事をすませて
2時ごろ家に戻って玄関を開けたら、
家の中からテレビの音が聞こえるではありませんか!!
なんと、お殿様がまだ家にいたのです。

在宅の理由

トラブルが、想定外に長引いたようで
お殿様は、カップ麺でお昼をすませていました。

あら、それはそれは・・・と、ちょっと気の毒に思いましたが
自分の危機管理能力の高さにガッツポーズでした。

しかし、喜んでばかりもいられません。
一難去ってまた一難。
ここで確認したいのは、夕ご飯問題です。
このまま家にいて、夕ご飯を食べるなんて言い出したら
夕ご飯を作らないといけないでは、ありませんか!!
のどかな極楽デーだったはずが急転直下、ガクブルな非常事態です!!

でも、「まだ出かけないの?」などと聞くと
さっさと出かけてよ、まったくもー!
と、思ってることが丸わかりなので
「あら、たいへんだったわね、まだかかるの?」
と、さりげなく状況を確認したところ
「いや、もうあとちょっとで出かけられる」
と、聞いてもいない、しかし、いちばん知りたい
出かけるつもりであることまで答えてくれました!

よっしゃー!

と、いうことで安心して自分のお昼ご飯のしたくを始めました。
といっても、冷蔵庫から残り物を出してチンするだけなんですが
その様子を見ていたお殿様に
「あれ?昼メシまだ食ってないの?」と、聞かれましたので
「あなたがいない日は、いつもこれぐらいの時間に食べてるよ。
 私は、1日2食だから、これぐらいの時間のほうがいいのよ」
と、さりげなく、「普段はお前に合わせて早めに食ってるんだよ!」
と、いうこともアピールしておきました。
その意図には、まったく気づいていないようでしたけどね。(笑)

テレビ

お昼のしたくがあらかた終わったとき、気づいたのですが
帰ってきたときにはついていたテレビが消えていました。

私が戻ってきたので、あわてて消したようです。
「テレビつけていいよ」と、言ったら
「ほんと!?」と、うれしそうにスイッチを入れていました。

本を読むときにうるさいから、消してほしいと、お願いして、
夕方まではテレビを消してもらうことにしたはずですが
お殿様の中では、私がいる昼間はテレビ禁止となっていたようです。

うるさいことに変わりはありませんから、
それでもいい、いえいえ、そのほうがいいのですが
お昼はカップ麺でしのぎつつ仕事をしていた人が
そこまで遠慮するって、ちょっとかわいそうですよね。(笑)

その後、私がお昼ご飯を食べているあいだに
お殿様は、そそくさとしたくをして出かけて行きました。
感心にも出かける前には、ちゃんとテレビを消していました。

私がテレビが嫌いであることは、しっかり刷り込まれているようです。(笑)

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。