本日を入れてあと7回でようやく終わります。
何が?
朝ドラ「おむすび」です!
苦行に感じるなら見なければいい
という考え方もあるでしょうけれど
習慣ですから、つまんねーよ
ありえねーよ、くだらねーよ
と、罵詈雑言を浴びせつつ視聴し続けています。
主演の橋本環奈さんは、たいへんお忙しいそうです。
福岡出身の橋本さんが、方言の練習をしなくていいように
ドラマの舞台が糸島になったそうです。
そのせいなのでしょう。
福岡県糸島で育ったヒロインは
その後神戸に行っても糸島弁を貫いています。
別にかまいませんけど
管理栄養士として患者さんと接するときにも
糸島弁丸出しでタメ口を崩さないところに
ものすごーくイラつきます。
「食べり」というワードを連発していて
「食べてみてはどうですか?」という場面で使ってますけどね
この「り」って、かなり命令形なんですよね。
私は糸島に住んだことはありませんが
福岡県に住んだことがありまして
その地域でも「り」が使われていました。
「やめりー!」など
かなり強く言うときに使うものを
患者さんに連発する管理栄養士。
大喜利のお題「こんな管理栄養士は嫌だ」になりそうです。
ただ、糸島ではもっとやわらかい意味で
「り」を使うのかもしれません。
そうだとしても、さらにこんな管理栄養士は嫌だ!
と、思うのは患者を「名前+ちゃん」で呼び
自分のことも「ゆいちゃん」と呼んで!と言うことです。
私が入院患者だったら、そんなことを言う管理栄養士が現れたら
すぐさま病院側に担当を変えてもらうようにお願いしますね。
友だちでもない人に「忘れん坊ちゃん」なんて呼ばれたくありません。
誰とでも仲良くなれる親しみやすい管理栄養士
ということなんでしょうけど
管理栄養士さんに、そういうことは求めません。
普通に病気やケガからの回復を助ける食事を考えてくれれば
もうそれで十分です。
この「ちゃんづけ」「友だち言葉」は
ヒロインが入院したときお世話になった
管理栄養士さんを真似しているのでしょう。
その管理栄養士さんを演じていたのは藤原紀香様でして
不思議なことに紀香様が同じことをしても
まったくイラつかなかったんですよね。
当時(劇中で)ヒロインは20代前半でしたから
かなり年上の管理栄養士さんの振る舞いとして不自然じゃなかったんでしょう。
現在は、ヒロインも30代に突入しているはずなのですが
橋本さんがまったく老けて見えないところにもってきて
そもそも橋本さんは、童顔系ですからイラつくんでしょうか?
還暦の私と同年配と思しき患者へのタメ口はもちろん
女子高校生へのタメ口もイラつくので、歳は関係ないのかなあ?
そのあたりは主観の問題なのでしょう。
しかし、管理栄養士さんが活躍する場面を考えるのを放棄して
ヒロインの人柄によって何もかもうまくいく
ヒロインが手柄を立てまくる話をゴリ押ししてくる脚本
どうなってるんでしょうねえ?
脚本家さんが何もかも悪いのか?といえば
たぶん、そういうわけではないはずです。
大河ドラマ「いだてん」の脚本を書いたクドカンが
書いたものがどんどん変えられてしまった
ということを語っていました。
制作側、演者の意向も大きくかかわってくるのが
ドラマの制作現場というものなのでしょう。
どんな事情があってこんなつまらない朝ドラを作ってしまったのか?
知りたいわけじゃありませんけど
何か事情があったんだろう、と思わないと不思議なぐらい
超駄作
でしたね。