今住んでいるマンションに入居して3年ちょっとです。
先日ポストに、来年度の管理組合役員候補ですよ、
という通知が投函されていました。

前々から、役員が回ってきたら

あなたお願いね!

と、お殿様(夫)に言っていましたが
あいにく、現状での役員は厳しそうです。
任期は11月から始まるそうですが
来週にも、新しい治療が始まる予定です。
(内容は未定です)

では、私がやるか?
といえば、それは避けたい。
理由は、正直に言えば

めんどくさいから

ということも大きいのですが
もう1つ、お殿様にやってほしいと思うのは
マンション内に知り合いを作ってほしいと、思うからです。

私が長く住んだ地であり、私の実家が近いこの地に
お殿様は、まったく土地勘がありません。
当然、知り合いなどひとりもいませんから
地元に知り合いができたほうが、良いなと思っています。

就労意欲があり、いずれ地元のスーパーなどで働くつもりですので
そこで友人レベルの知人ができることにも期待しています。

歳をとればとるほどに、コミュニティに属していることがだいじなのだ
と、いわゆるシニアの手引書みたいなものに謳われています。
孤独は1日15本の喫煙に相当する健康への脅威があるそうです。

今は私がいますから、孤独ではありませんけど
夫婦のうちどちらが先に逝くのか、誰にもわかりません。
お殿様がひとり取り残されたとき、孤独な暮らしにならないように
今からネットワークを広げておいてほしいところです。

そういうわけで、夫婦そろって持病の治療中なのだ
という事情を話して、1年先送りにしてもらえないかどうか
という相談をしてみよう、ということになりました。
その相談の場に行くのは、お殿様の予定です。

私より、げっそり痩せてるあなたが行く方が
うんと信憑性が高いわよ!

と、言いくるめて行かせることになりました。
めんどくさいので、私はいやです。
こういうとき、女はポンポンと
それらしい理由が出てくるので便利ですよね。

私がその場に行けば

なんか、元気そうだけど?

と思われそうですし。
実際、元気なので、姿を見せるのは得策ではないと思われます。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳の専業主婦、4歳年上の夫と2人暮らしです。夫はステージ3の食道&下咽頭がん、私はステージ4の乳がんを罹患しています。夫婦でがん患者となりましたが、前向きに暮らしています。主に、夫のがん治療についての記録になりますが、日々起こるあれこれも綴っていきます。