かつて働いていたころ
クズ男・オブ・ザ・イヤーだとか
日本三大クズ男だとか
自分の中でクズだと思うヤツをランキングしていました。

そんなことをするほど、心がささくれだっていたわけですし
クズに囲まれて過ごしていたともいえます。
仕事は弱肉強食、戦いの場ですから
私も他者からろくでなしの烙印をおされていたかもしれませんけどね。(笑)

それはともかく、仕事をやめて以来
心穏やかな日々を過ごしているせいで
クズだなー!と、思うヤツと遭遇することはありません。

やなヤツだとか、使えないとかぐらいまでは思っても
クズとまでは思わない程度な毎日だったわけです。

しかし、これはひどい、ひどすぎるというクズ男を発見しました。
フィクションの世界ですけどね。

ちょっと前に韓ドラ「夫婦の世界」を見ていることを書きましたが
(その記事はこちらです。→初めての韓ドラ
そのドラマの登場人物、イ・テオという男のクズっぷりはたいしたものでした。

不倫男の役ですから、最初からクズという設定なんですけどね
いやはや、とにかく、とんでもないクズでしたよ。

これから「夫婦の世界」を見ようと思っている方は
このあとネタバレになりますのでご注意ください。

何がクズかと、挙げて行けばキリがないんですけどね
グーグルで「夫婦の世界 イ・テオ」で検索すると
そのあとに「最低」とか「クズ」とかって出てきます。

視聴者のほとんどが口をあんぐり開けちゃうぐらい
どうしようもないクズ男なんですけど
そんな男に2人の女が翻弄されるわけです。

1人は妻、もう1人は不倫相手です。
妻は40代(という設定)、不倫相手は20代
しかも地元の有力者である大金持ちの令嬢です。

妻は妻で、病院の副院長を務めるほど優秀な医師で高収入。
妻に会社を作ってもらったり
いい暮らしをさせてもらったりしていたイ・テオなのでありますが
不倫相手に子どもができちゃったもんですから
すったもんだの末、妻からは何もかも取り上げられ
離婚し、街を去って行きます。
しかし!再婚した妻の父親の財力を使って
以前以上に大成功して、カムバックしてきちゃうんですね。

ここまでもここからも、いろいろいろいろあるんですけど
何もかも端折って終盤の話に突入します。
結局、イ・テオは後妻に捨てられて何もかも失います。

そしたらですね、いきなり元妻のストーカーになっちゃうんですね。
ここまでさんざんな目にあわされてきた元妻は
「俺にチャンスをくれ」とイ・テオに懇願されて

いっそのこと
どこかでタヒんで!

と、つぶやいてしまうのでした。

わかるー、わかるよ
わかりすぎる!
クズっぷりが度を越えてしまうと
存在そのものを抹消したくなる。

ポイントは「どこかで」なんですよね。
永遠に目の前から消えてほしいんですよ。
知らない間に消えていてほしい。

ここ、とても重要です。
それなのに、それなのに!!

そんな会話をしたすぐ後に
トラックの前にふらふらと身を投げ出しちゃうところに
イ・テオのクズっぷりが如実に表れています。

これみよがしなことをされても
消えてくれればまだマシです。
結局、助かっちゃうあたりが、クズである証左と言えそうです。

それぐらい、キング・オブ・クズ男なイ・テオ。
まだ2025年は始まったばかりですけど
今年のクズ男・オブ・ザ・イヤーに決定です。(もちろん私の中でw)

これ以上のクズが現れてもらっちゃ困るとまで思っちゃうけど
もっとすごいクズが見たいような気もします。
韓ドラって、こういうクズが出てくるのが普通なんですかね?
だったら、もっと見たいような気がします。(笑)

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。