毒親
AmazonPrimeでWOWOWドラマを
立て続けに2作見ました。
どちらも毒親が登場することと
原作を読んだことがあり
その小説がとても面白かったはずなのに
内容はほとんど忘れていた
という共通点があります。
1つ目は「絶叫」(全4話)
葉真中顕さん著「絶叫」が原作です。
あらすじは、小説から紹介します。
マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。平凡な人生を送るはずが、無縁社会、ブラック企業、そしてより深い闇の世界へ……。辿り着いた先に待ち受ける予測不能の真実とは!? ミステリー、社会派サスペンス、エンタテインメント。小説の魅力を存分に注ぎ込み、さらなる高みに到達した衝撃作!
https://amzn.to/4f5N725
主人公は尾野真千子さん。
みごとな演技力で、冒頭から
ぐいぐい引き込まれてしまい
眠い目をこすりながら見てしまいました。(笑)
その主人公を厭い、息子ばかりを偏愛する
毒親を演じていたのが麻生祐未さんでした。
美人女優さんのはずなんですが
激しい老けメイクでいや~な親を演じてました。
女優さんってすごい。
原作がとてもおもしろくて
何もかも忘れてしまう私でも
衝撃的なトリックは覚えてました。
それでも、飽きることなく全話見ちゃいました。
超おすすめです。
原作よりおもしろかったかも、
原作の細かいところは全部忘れてましたけど。(笑)
2つ目は「坂の途中の家」(全6話)
こちらも同タイトルの小説が原作で
作者は角田光代さん。
あらすじを小説から引用します。
最愛の娘を殺した母親は、私かもしれない。虐待事件の補充裁判員になった里沙子は、子どもを殺した母親をめぐる証言にふれるうち、いつしか彼女の境遇に自らを重ねていく。社会を震撼させた虐待事件と〈家族〉であることの光と闇に迫る心理サスペンス。
https://amzn.to/4bPq8Wb
主演は柴咲コウさん。
毒親役は高畑淳子さんです。
こちらの毒親は支配型でした。
娘に劣等感を植え付け続ける親で
これもまた、おそろしい。
娘を殺してしまう被告人を
水野美紀さんが演じていたんですが
拘置所や裁判所でのシーンが多く
そのうらぶれっぷりが、かなりなもので
観終わるまで水野美紀さんだと気づきませんでした。
女優さんってすごい!
女優がすごいといえば
「坂の途中の家」で
主人公の娘役を演じていた子役さんが
たいへんな演技力でした。
「マザー」で芦田愛菜ちゃんを見た時以来?
というぐらい、感心しましたよ。
いわゆるイヤイヤ期の女の子役なので
ぐずったり、泣き喚いたりというシーンが
たくさんありましたが
それらすべてが、真に迫っていて
見ていて、神経にさわるんですよね。
子どものやること
しかも、かわいい我が子ながら
激しくぐずられたり、泣き叫ばれたりすると
こっちの神経にダメージきますよね。
そんなことを、かなり鮮明に思い出させた
あの子役さん、すごい演技力です。
まだ小さいのに、いったいぜんたい
どうやって演技してるんですかねえ?
それはともかく
このドラマも、原作よりおもしろかったかも。
わかりやすく改変してあるというか
たぶん、変えてあったと思いますが
それが、功を奏していたように感じました、
こちらもおすすめです!
さらに3つ目
これだけ毒親が出てくる話を見ておきながら
今、見ているのがまた毒親もの
というか、毒親の話がメインです。
そして、原作があり、読んだこともあります。
原作者は湊かなえさん
「ポイズンドーター・ホーリーマザー」です。
まだ、見始めたばかりなんですが
こちらの毒親は寺島しのぶさん。
「坂の途中の家」の毒親と、少しタイプが似ている
支配型の親のようです。
たしか、読んだことがあるはずなんですが
まるっきり忘れているので
楽しみに見ていこうと思います。
しかし、これを観終わったら
次は、毒親から離れて
ちがうジャンルのドラマを見ようと思います。
さすがにつかれますね。(笑)