靨(えくぼ)

  • 意味:笑うとできる頬の小さなくぼみ
  • 豆知識:欧米にはえくぼの伝説があり、アメリカでは、生まれる前に天使がキスした場所、ヨーロッパでは、生まれる前に天使が触ったところとなっているそうです。

一文字の漢字練習を続けています。
きのうのタイトル「サンゴ礁でも鳥でもウサギでもなく、青いトカゲ」に
「青い」にかけてサンゴ礁を入れたので
松田聖子さんつながりで「裸足の季節」の歌詞
「エクボの秘密あげたいわ~」からの引用でもあります。
エクボの秘密ってなんでしょうね??
笑顔に隠された秘密と考えると穏やかならぬものを感じますが
松田聖子さんには、なぜだかしっくりきますw

映画のトラウマ

映画を観たからでしょうか、子どものころトラウマになった映画を思い出しました。
それは「日本沈没」です。

2006年公開の元SMAPの草彅君主演のではなく、
1973年に公開された藤岡弘、さん主演のほうです。
あれを両親に連れられて見た日から、地震恐怖症にかかりました。

震度2ぐらいの、ちょっとした揺れでも、
ギャーッ!と叫びながら机の下にもぐってしまうなど
必要以上に怖がりすぎてしまうようになりました。

当時小学3年生だった私には、映像がとにかく怖かったんですよ。
今にしてみれば、黒焦げのマネキンなんですが
人の焼死体がずらっと並んでいるシーンに感じた恐怖は、とんでもないものでしたし
ほかにも、地下鉄の中で流血しながら転げまわる人とか
建物におしつぶされる人の悲鳴とか、
あれもこれもとにかく怖くて怖くて、たまりませんでした。
東京を大地震がおそったシーンが、もっとも怖かったんだなと
あとで、原作を読んで思いました。

怖い怖いと言いながら、原作を読んでいますし
その後、草彅君主演のバージョンも映画館で観てますし
どこがトラウマ?と思われそうなんですが
地震が起きると、固まってしまうのはずっと続いていました。

トラウマが消えたきっかけ

地震を恐れすぎたせいなのでしょうか?
特殊能力も発達して、夜中は地震が起きる1分前ぐらいに目がさめますし
揺れ方で、震源地がわかるぐらい揺れに敏感になりました。

そんな私でしたが、東日本大震災以来、地震がきても固まらなくなりました。
本当の大災害、大惨事を目の当たりにして、
フィクションの世界の怖さがふっとんでしまったんだろうと思われます。

でも、長いこと「あんな映画を子どもに観せるなんて!」と
両親への恨みがあったことは、否めません。

そんな私が、なんと息子に映画でトラウマを植え付けてしまったんです。
両親から引き継いだ血のなせる業ですかね?
同じことをしちゃうんですねえw

息子のトラウマとなった映画

息子のトラウマとなった映画は、「私は貝になりたい」です。
これまた元SMAPの中居くんが主演で、妻役は仲間由紀恵さんでした。
中学生だった息子に「戦争の現実を知らせるべきだ」と思い
連れて行って観せたんですが、今でもまだ
「あんな映画を観せられて、ひどい目にあった!」と恨み言を言いやがるんですよ。

「私は貝になりたい」のあらすじですが
招集されて太平洋戦争に赴いた主人公が
南方の戦地で外国人捕虜の処刑を命じられます。
恐怖を感じつつも、上官の命令は絶対ですから、従うしかありませんでした。
そして、戦争が終わり、主人公は日本に戻り日常を取り戻します。
ところが、そんなある日、捕虜虐殺の罪で戦犯として裁かれることとなります。
その後なんだかんだ、いろいろあるんですが、判決は死刑となり
「こんな目にあうのなら、生まれ変わったら私は貝になりたい」と
つぶやきながら、13階段をのぼっていき、
絞首刑が執行されるところが、ラストシーンになります。

息子の感想

息子は平成生まれで、おとぎの国に住んでいたようで
判決がおりたあとも、主人公は悪くないし
仲間由紀恵さん演じる妻が、必死の助命嘆願もしていたので
きっと、最後は刑の執行がとりやめになるなどして
助かるんだろうと思ってたらしいんですね。

ところが!ラストシーンでまさかの絞首刑ですから
ぎょっとするとともに、あまりの救いのなさに
「こんな映画観たくなかった!」と思ったようです。

まさに、その救いのなさを知らしめんとして連れて行ったんですが
あまりの理不尽さに、納得がいかなかったようで
自分史上最低の映画として、息子の記憶に刻まれてしまったようです。

2歳のころから毎年「ドラえもん」を観て育ったので
夢も希望もない映画なんて、あるはずないと思ったの仕方なかったかもしれませんが
大人の階段は、現実の厳しさを知って登っていくものですよねw


忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。