纁（そひ）
- 意味：明るい赤橙色
- 豆知識：「蘇比」という漢字が当てられることもあります
「纁」の訓読みは「うすいあかいろ」です。
７文字の読みを持つ漢字は珍しいので、クイズに出そうですね。
纁は、こんな色です。
個人的なこと
きのうの記事で、個人的なことを
公共の場で話してしまう危うさを書きましたが
友人、知人レベル間の会話で
個人的なことに、どこまで踏み込むかの線引きは
十人十色、まさに人それぞれです。
私は、自分から、あれこれ人の事情を聞くことはしません。
それは、相手の心情を考えてのことではなく
昔から他人にほとんど興味がないからです。
好きな人は、別ですが
家族以外で好きな人って、ほとんどいません。
全知人の中で、好きな人はおそらく５％程度で
嫌いな人が２０％ぐらい。
そのほかは、好きでも嫌いでもない、どうでもいい人です。
知ってほしい人
そういう姿勢で人づきあいをしていると
相手によっては、物足りなさを感じることもあるようです。
ちょうどいま、中学受験シーズンです。
それでふと、思い出しましたが
昔、仕事でごいっしょしていた人が
お子さんの中学受験で忙しそうにしていました。
スケジュール調整の都合で、仕事を代行してあげることがしばしば起こり、
そのせいか、受験が終わった日の夜に
「おかげさまで、合格しました」というメールをいただきました。
それは、よかった！と、そのままを書いて返信したところ
すぐに返信が来て
「〇〇中学に受かりました」と、書いてありました。
〇〇中学は、そこそこ有名な学校でしたから
なるほど、「おめでとう！」だけではなく
「どこに受かったの？」と、聞いてほしかったんだなと、悟りました。
以来、同じようなご連絡をいただくと
学校名を聞いたほうがいいのかなー、と思うようになりました。
思っただけで、聞いてませんけどね。
だって、興味も関係もないし。（笑）
知りたい人
昔働いていたころ、職場内に
私に興味があるのか、他人ならだれにでも興味があるのか
どっちなのか知りませんが
ぶしつけと思えるレベルで個人事情に立ち入ってきた人がいました。
なぜ、そんなことが知りたいのか？と思ったり
こういう厚顔無恥なおばさんって
テレビドラマやマンガの中にしかいないと思っていたけど
本当にいるんだなーと、感心しながら、聞かれたことに答えました。
でも、本当のことを答える義務はありませんから
適当にでたらめを答えておきました。
そうしたら、それが噂としてアッというまに伝わって
真相を知る人から、こんなでたらめが出回っている
と、教えてもらうこととなりました。
それは、私が〇〇さんに話したことだわ。
〇〇さんったら、すっかり信じちゃったのね。
そんなバカみたいなこと、あるはずないのにね、
と、事情を説明しましたが
特に訂正して回ることもしませんでした。
バカバカしいし、それが嘘だと知っていてほしい人は
もともと、〇〇さんが聞いてきたことは知っていますから
どうでもいいことです。
人づきあい
今、完全に人づきあいを絶っていて
家族以外の人とは、まったく交流がありません。
昔仲良かった人たちとも
お世話になった方々とも
年賀状レベルでも、交流をしていませんが
特に寂しいとも不便だとも思いません。
もともと人間関係への執着がないからだと思います。
そして、それはお殿様（夫）も同じです。
私たち夫婦に共通しているのは
子ども時代に転校をくり返していることです。
おそらく、培った人間関係を強制リセットさせられる
と、いう経験をくり返したせいで
人間関係を構築することに興味を失ったのだろうと考えています。
人間関係をだいじにしないと、めんどくさいことになるケースもありますが
同じような人と結婚して生活していると、まったく問題になりません。
夫婦って、価値観が合うことがだいじと、よく言われますが
何もかもぴったり！という夫婦は、きっといないことでしょう。
私とお殿様は、いろいろな点でかけ離れた思考を持っています。
それでも、重要なところがかさなっていれば
趣味や感性がかけ離れていても、ともに生きていけるのだなあと、感じます。
さすがに、私だってひとりぼっちは寂しくて耐えられません。
お殿様がいてくれて、よかったなあと、思うと
もう少しだいじにしてあげなくちゃと、反省しつつも
ま、姉がいるしな・・・と、思ったりもしちゃってます。（笑）
私と姉は、めちゃくちゃ仲良しです。
そしてお殿様も、実のお兄さんと強烈な絆で結ばれています。
転校で子どもは、いじめや習慣の違いへのとまどいなど
子どもにとっては多くの過酷な経験をしますから
兄弟姉妹の存在が、互いにとって救いになるのかもしれませんね。