寓(かこつ)ける

  • 意味:他に関連付けて言うこと
  • 豆知識「託ける」と書くほうが一般的のようです。

「寓」は、「寓話」という使い方でよく目にする漢字ですが、訓読みもあったんですね。
「寓話」=「教育的な内容をほかのことにかこつけて表す例え話」ですから、なるほどです。

事件が目白押し

1995年が舞台の小説を読みました。
当時、1歳になったばかりの息子を必死に育ててましたが
この年に起きたことを読んでいくと
ああ、これも、これも同じ年だったんだ。
なんと、すごい一年だったんだろう!!と、びっくりします。
子育て中だったので、世間のことに鈍感になっていたころですが
どれもこれも、よく覚えています。

小説に出てくるのは以下です。

  • 1月:阪神淡路大震災
  • 3月:地下鉄サリン事件
  • 7月:沖縄米兵少女暴行事件
  • 11月:マイクロソフト社がwindows95日本版を発売

阪神淡路大震災とサリン事件が
たて続けに起きたことは、衝撃的でしたよね。
小説では、この2つを軸に当時の風俗や殺人事件の顛末が描かれています。

ほかの出来事

小説では、オウム事件を詳細に追っていくので
途中、幹部の村井秀夫刺殺事件が起きたり、麻原が逮捕されたりもするんですが
小説内に出てこなかったことで印象深い出来事は、まだまだありました。

  • 5月:テレサテンさん死去
  • 7月:ミャンマーでアウンサン・スーチーさんの自宅軟禁解除
  • 7月:Amazon.comがサービスを開始
  • 10月:テレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」放送開始

時代の転換期、分岐点などなど、様々な表現ができるのでしょうけれど
目まぐるしい1年だったことでしょう。

小説内で、「それ、なんじゃ?さっぱりわからん」という描写があるのは
Windows95発売時の、インターネットへの反応です。

まだ、ポケベル全盛で携帯電話がほとんど普及していなかった時代で
登場人物がやたらにタバコを吸うのも、今となると「うーむ」です。

このころの私

パソコンは、持っていました。
ちょっとしたツテがあって、譲ってもらえた、
中古のマッククアドラ(Macintosh Qadora)を使っていました。
今や、殿堂入りのマシンですよね。

マックユーザーだったころは、まだインターネット接続はしていませんでした。
在宅ワーカーだったので、PCで商品を作成して
フロッピーに保存して納品していた時代です。

郵送やファックスが当たり前だったので、
データで納品すると、とても喜ばれたものでした。

こんな時代が来るとは、まったく想像もできなかったのですが
人は便利なことには、すぐに慣れますね。

もう二度と、ネットがない時代
Amazonもグーグル先生もいない時代には戻れません。

そんなことを言ったら、電子レンジやウォシュレットなど
子どものころには影も形もなかったもので
絶対に不可欠なものって、たくさんありますけどね。

当時のMacintosh

その後、Windowsを使うようになって
まったくフリーズしないことに驚きました。

というぐらい、マックはフリーズ三昧で
ワンアクションごとにセーブしていたのは、おおげさではありません。

でも、自由度が高いというか・・・
柔軟性があるマシンだったように思います。

日本語入力プログラム「ことえり」は、お粗末でしたねえ。
携帯(もしかしてピッチだったかも)の変換機能のほうがずっと優秀でしたw

Macintosh も今は、ぜんぜん性能がちがうんでしょうし
いつから?Macintosh とかマックではなく、
「アップル」って言うようになりましたね。

たった30年で、こんなに世の中が変わるんだと
感じ入ってしまったので、記事にしましたが
だから、どうだという結論は、なんにもありませんw

読んだ本はこちらです。


この著者の本では、「地の底のヤマ」「バスを待つ男」などがお勧めです。

 

 

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。