擬(なぞら)える

  • 意味:ある物事を類似のものと比較して、仮にそれとみなす
  • 豆知識:ほかに「まがい・もどき」という訓読みもあります。

「アリモドキ」という、アリに似た甲虫の総称があることを知りました。
アリモドキゾウムシとか、シロアリモドキとか
何種類かの昆虫が含まれるようですが
虫の画像は気持ち悪いので、これ以上調べるのをやめました。(笑)

虫よりきれいな花を

近所で見つけたきれいな紫陽花。

はりきって換気扇のねじを回したお殿様(夫)は、
(その記事はこちらです。→張り切るお殿様(夫)
額紫陽花じゃなくて、このボンボリみたいな紫陽花が好きです。

そのお殿様と、有名な紫陽花寺に行ったとき、
人気スポットなだけに大混雑でした。
にもかかわらず、通路で写真撮影している人が多く、迷惑だなあと思いました。
歩きながら紫陽花だけを写しているなら、そう邪魔にもなりませんが
やっかいなのが、妻を紫陽花の前に立たせて撮影している夫たちです。
前を横切れば、写真に写りこんでしまいますから、
撮影が終わるまで待つことになりますが
ただでさえゾロゾロと牛歩している人の群れですから
渋滞に拍車がかかってしまいます。

たいてい、50〜60代の夫婦でしたが、
お殿様は、このときもそうでしたし
どこかに出かけて、どんなきれいな景色をながめようとも、
それを背景に私の写真を撮ろうなんてことは
考えもしないみたいです。

あんなにはりきってねじを回したというのに
写真撮影には、まったく燃えないようです。
それもそのはず。
スマホ操作ができないから、写真も撮れないわけですし
そもそも、見飽きた妻の写真なんぞ、撮りたいとも思わないのでしょう。

迷惑な行為ではあるものの
よその夫さんたちは、写真を撮れるし
妻への愛が枯れてないし、感心だなあ!
と思いまして、それを母と姉に話したら
「それ、妻に指示されて撮らされてるんだと思うよ」
と言われて、なるほど!と腑に落ちました。
たしかに、全員とはいわずとも、そういう人も多そうですよね。

そうやって撮ってもらった写真はどうするのかなあ?
と、ふと考えてみましたが
お友だちに見せたり、SNSにアップしたりするのでしょうね。
「映える」文化は、あらゆる年代に定着しつつあるようです。

撮影依頼といえば

かつて、都心で働いていたころ
春、桜の有名スポットの前を通りかかると
「写真撮ってください!」と、頼まれることがよくありました。

だいぶ前のことなので、撮影をOKすると
「お願いします」と、渡されたのはスマホではなくデジカメでした。
受け取って、シャッターの位置を確認して、
「撮りますよ~、はい、チーズ!」と声をかけてパチリと撮影をして
カメラを渡して「ありがとうございました」
「いえいえ」というようなやりとりをして終了。

となるのは、昔のカメラの時代までのことです。
デジカメ時代ともなれば「ありがとうございました」
と、言いつつカメラを受け取った依頼者の中には
その場で写り具合をチェックしやがるてくる人もいました。

そういう人に頼まれたときであっても
たいてい、一発OKとなり、撮り直しナシですむのですが
たまーに撮り直しを依頼されることもありました。

その理由が、ぶれているとか、頭が切れているとか
こっちの腕がへっぽこすぎて、おかしな写真になっているというなら
百歩譲って、まだわかります。

でも「あ、目つぶっちゃってるんで、もう1枚いいですか?」
と、言われた日には、言いようのない
「何かちがう!」感がこみあげてきました。

しかしながら、ビビり体質ですし、
そもそも相手は見ず知らずの人ですから
は?なんであたしが、そこまでしなくちゃいけないの?
などと言い返したら、ケンカを売ってるも同然です。
乗りかかってしまった舟ですから、仕方なく
「はい」と、おとなしくカメラを再度受け取り、撮影し直しました。

さすがに撮影後は、カメラを渡しつつ、すぐにその場を離れましたけどね。
二度あることは三度あるとか、三度目の正直とかいいますけど
撮影をなりわいとしているわけじゃなく、ただの好意ですから
三度めなんて、ありえません。
どんな写りであろうが、知ったこっちゃありませんよねえ。

映え

紫陽花のそばには、白い花をつけている木がありました。

何の木なんでしょう?
調べてみたけど、わかりませんでした。

初夏の空の下に白い花とピンクの紫陽花、
これがいまどきでいう「映える」というものなのでしょうね。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。