前回の続きです。

そうだ、買おう、マンション。その1
そうだ、買おう、マンション。その2~ンションを探した理由
そうだ、買おう、マンション。その3~物件探しをした街
そうだ、買おう、マンション。その4~最近の住宅設備
そうだ、買おう、マンション。その5~リノベーションと団地
そうだ、買おう、マンション。その6~探し始めた初日に買っちゃう?
そうだ、買おう、マンション。その7~買う?買わない?決断のとき

沓摺り(くつずり)

意味:ドアの下枠。
豆知識:気密性を高め音漏れを防ぐための部材だそうです。

前回までのまとめ

  • 目的:住宅購入
  • 手段:とっかかりとしてのマンション内見
  • 業者:内見を申し込んだA社と、頼んでいないのに割り込んできたB社

前回は、お殿様(夫)が最初に見た物件の購入を決めたところまででした。

探し始めた初日、しかも最初の物件に決めちゃうって、急ぎすぎ?
もっとゆっくり考えたほうがいいんじゃない?
いろんな考えがあるかと思いますが
私としては、複数の物件を内見して「値段相応」を実感できれば
あとは、運と縁の問題で、
初日だろうが1年後だろうが、決まるときは決まるし
決まらないときは決まらないんだろうと思っています。

お見合いに似てる

不動産探しは、お見合いに似てるんじゃないかなあ?とも思います。
よく聞くのは、最初のお見合いで会った人を
かなり気に入った、どころではなく
これと言って、断る理由が見当たらなかったにもかかわらず
「初回だし」
「もっといい人がいるかも」と、お断りしたら
その後、誰と会っても初回の人を超えられず
婚活がこじれにこじれる、という話です。

不動産もしかりで、かなり気に入る物件に出会ってしまったら
お金が足りないなどで諦めざるをえない限り
(お見合いなら、相手から断られるケース)
その後は、何を見ても気に入った物件と比べてしまい
「これなら、あれのほうが良かった」
と、思っちゃうんじゃないでしょうか。

私のもともとの地元で探しましたので
立地条件のよさなどを鑑みたときに
かなり、お買い得な物件だとわかりましたので
まさしく、ずっとひきずる物件になるでしょうから
買っちゃったほうがいいなと、思っていました。

もう少し高く設定してもよさそうな物件でしたが
3LDKのファミリータイプの間取りにもかかわらず
公立の小、中学校までが遠すぎるのが、マイナス要素となって
少し控えめな値段になっているように思いました。

考える時間が短すぎる?

不動産屋さんが、はったりなのかどうかはさておき
「引き合いが多い物件なので、1日だけなんとかおさえます。
 でも、それも確かな保証があるわけではないので
 2日後の午前中までに返事をください。」
と、言ったのがすでに夜でしたから、
考える時間は、ほぼまる1日でした。

お殿様は、短すぎる!
もう少し延ばせないかと思ったようですが
「1日で決められないことは、
 2日あっても1週間あっても決められないよ」と言いました。

そして、さらに
「1日考えて決められないのなら
 それは、買わないほうがいいってことだよ」とも言いました。

恥ずかしながら、私とお殿様のなれそめは
蓼食う虫も好き好きといいますが
お殿様が私にひとめぼれしてくれて
会ったその日にプロポーズしてくれたことです。

妻も不動産も、一生ものなんだから
不動産だって、それぐらい何かを感じる物件じゃなければ
見送ったほうが無難だなと思ったのです。

金主はお殿様

とはいえ、お金を出すのはお殿様です。
迷わないほうが、おかしいですよね。

少しでも、背中を押すものがあるといいのかな?
私も、ここは太っ腹になろう!と思い

「エアコンとかカーテンとか
 家だけじゃなくて、いっぱいお金かかるけど
 そこは、私が100万円出すよ!」と、言ってみました。

ケチな私がこつこつ貯めた虎の子の100万円を出すのですから
これは、たいへんなことです。

お殿様も、いろいろ考えたようですが
購入が遅くなればなるほど、今住んでいるところの家賃がかさみます。
それらをいろいろ考えて、

よし、買おう!!

と、決心してくれたのです。

そして、そこはしっかり者のお殿様、念押しで
「100万、たのむよ!」と言われたので
「大丈夫!まかせておいて!」と返事をしておきました。

心の声としては
「もともとは、お前の金だがな!」でした。

生活費をへそくって、貯めたお金を出すだけですから
私の財布は痛んでいないのでしたw
ケチはバラより美しい

おまけ

またB社さんのことに触れないいまま終わりそうなので
さくっと書いておきます。

内見していた日の夕方までは
帰りに、B社さんに連絡を取ろうと思っていたんですが
買う、買わないの話になりましたし
なんといっても、へとへとで「もういいや!」となりました。

紹介してくれる物件もメゾネットだったので論外でしたし
仲介手数料の割引というのも
高いものを買うときこそ、割引には注意が必要だし
他社がしない、割り込み営業をかけてきた強引さとか
いろいろ考えるとB社は、「信用ならん」と思っていましたので
「もう疲れたから帰ろうよ」と、さっさと帰ってきました。

その後も、電話がかかってきましたが
「もう決めましたので」と断ったので、それっきりとなりました。

お殿様は、仲介手数料の割引に魅力を感じたようですけどね。
お金を出す人ですから、それはまあ、当たり前ですよね。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。