強(したた)か

  • 意味:なかなか手ごわいこと。ひとすじなわでは相手にできないこと。強く。ひどく。
  • 豆知識:「健か」という書き方もあります。

「したたかな人」って、「あざとい」とか「ずる賢い」
という意味で使われているような気がしますが
実際には、「しっかりしている人」という意味だそうです。

珍しく肌がトラブる

お肌のトラブルは、ほとんど経験したことがありません。
それは、肌断食をずーっと続けているからなのか
(この話はこちらからどうぞ。→肌断食歴=年齢(58歳)の将軍様が通りますよ
はたまた、もともと肌が強靭なのか?

たぶん、両方なのでしょうけれど
強靭さはかなりのものなのだろうと思われます。
冬場、ゴム手袋なしで食器洗いをして、手が荒れたことがありません。

・・・いや、それ顔じゃなくて手だろう!という話なので
顔の話をすると、保湿がだいじ、とよく聞きますが
何かを顔に塗るって、めったにしたことがありませんが
肌がつっぱったり、カサカサしたりっていうことも
これまで、ほとんど経験がありません。

病気の治療で強い薬を使ったとき
副作用で、肌がガッサガサになったこともありましたが
それは、一過性のことで、処方してもらったワセリンを
これでもか!というほど塗りたくって、ことなきを得ました。

そんな私の肌が、かなわなかった相手がいます。

私の肌が負けた相手

ある冬の寒い、寒い時期にお殿様(夫)と温泉旅行に行きました。
私は露天風呂が大好きです。
折しも、クリスマス寒波が襲来していて、
異様に冷たい風がヒューヒューと吹いていたんですが
「うーむ、気持ちがいいぞ!」と
長々と露天風呂を楽しんだ2泊3日の旅行でした。

そのとき、「あれ?」と少し違和感があったんですね。
なんか、顔が痛いような気がする・・・。
風が冷たかったから、ちょっとトラぶってるのかな?
と、思いつつ帰りました。

そんな感想ですんじゃう程度ではあったんですが
確実に、肌が乾燥して、むけていたんだろうと思われます。

温泉でウギャーッ!

そして、そのまま数日が過ぎ
週末また、近場の温泉に行ったんですよ。
お殿様が、温泉大好きなものですから
そういうことも、珍しくありません。
でもこのときは、日帰りです。

そこの温泉は、当時住んでいた家から近かったので
何度も行っていたんですが、このときは
浴槽に入って、「うーむ、気持ちいいぞ!」と思ったあと
温泉で、人がよくすることですが
お湯を顔にかけたんですね。

そのとたん「ウギャーッ!!!」と悲鳴をあげそうになりました。
ものすごー--く、痛かったんです!

その温泉、海よりはマシですが、どえらい塩分濃度だったんです。
クリスマス寒波の風で傷んでいた肌に塩を塗ったようなものです。
もう、いけません。

あっという間に顔が真っ赤になってしまい
ひりひりして、痛いいいいいい!!!と、いう事態に。

応急処置

痛くて痛くて、もう温泉どころじゃないはずなのに
それでも、せっかく来たんだから・・・と
顔にかけないように気をつけつつ、入浴を楽しみ
「痛いよぅ、痛いよぅ」と言いながら家に帰りました。

そして数日、愛用の馬油を顔に塗っていました。
馬油は、化粧下地にも使っていましたし
なんといっても、やけどしたときの特効薬として、常備していました。

話がそれますが、やけどしたときは
患部を空気から遮断すると治りが早いそうです。
だから、油膜を作ってやると、効果的なんです。

そのときの肌トラブルも、ひりひりして赤くなるという
見た目はやけどみたいな症状でしたから、馬油で治しました。

完治まで、3日ぐらいかかったような記憶があります。
乾燥するとか、つっぱるとかそういうのではなく
ほとんど、ケガでしたねw

教訓?

私の強靭な肌が、クリスマス寒波と塩湯に負けたというのは
お殿様の脳に強烈にインプットされたらしく
今も、冬場に温泉に行き、風が吹いていると
「何かぬったほうがいいんじゃない?」と言ってきます。

めったにない肌トラブルに、どれだけ私が大騒ぎしたか、
これで、わかろうというものですよねw

あのときのヒリヒリとした痛みは、忘れられませんから
私も、危ないと思ったら、何か塗ろうかなと思っていますが
温泉に行くとき、馬油を持っていくのを忘れないようにしなくてはいけませんね。

でも、たぶん、いえ、間違いなく忘れてしまい

ウガァァァァァー------!!

と、なること間違いなしですw

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。