齧(かじ)る

  • 意味:かたい物の端を歯でかむ、また、かみとる。物事の一部分だけを知る。
  • 豆知識:音読みは「ゲツ」で「齧歯類(げっしるい)」などと使います。

ユーモラスな「おしりかじり虫」を「お尻齧り蟲」と、難しい漢字で書いてみると、
いきなり、恐ろし気に感じてしまいます。
印象って、こうやって左右できるものなのねと、何やら納得w

ケガのその後

お殿様(夫)は、運動不足解消のため、毎日散歩に出ます。
そしてこの前、派手にころんで負傷しました。
(その記事はこちらです。→お殿様(夫)がころんだ

そのケガが、どうしたことか、なかなか治らず
いつまでも痛い、痛いと言うのでおかしいなとは、思っていました。

先週、とうとう傷口がまた腫れてきて、
さらに、膿んでしまったと言われたので、聞いてみました。
聞く前から、返事はわかっていましたけどね。

私「薬のんでる?」
殿「のんでない」
私「・・・薬、塗ってる?」
殿「塗ってない!」

じゃあ、治るわけねーだろっ!!!

と、怒鳴りつけたくなるような顛末です。

お殿様の言い分

お殿様なりに理屈はあって、
処方された薬が抗生物質だったので、飲みたくなかったそうです。

まあ、気持ちはわかります。
抗生物質を服用すれば、体に良い常在菌も殺してしまいますし
耐性菌を増やしてしまうリスクもありますから
飲まずにすむなら、それに越したことはありません。

それならせめて、塗り薬だけでも塗ればよいものを
そちらは、面倒だったようです。
比類なきメンドクサガリネーゼの私ですから
気持ちはわかりますが・・・・。

つまり、何もしないで放置していたわけですよね。
包帯は巻いていたので、ちゃんと薬を塗ってると思ってましたが
ズボンがすれて痛いから、傷口を保護していただけだったのね。
それって、傷口を蒸してただけですよ。
サトイモじゃあるまいし。

だから膿んじゃったんですねえ。
自業自得のなれの果てです。

処置

お殿様が、自分で膿を出して拭いていたので
「観念して、抗生物質のんだら?」と言ったら
「そうだね」と、さすがに大人しく服薬していました。

抗生物質は飲み切らないといけませんから
その日から5日間、食後に必ず「お薬のんだ?!」
お風呂上りには「薬塗るのよ!」とチェック。

幼児のお世話か!?

と、思いたくなるような毎日です。

それで思い出したので、お殿様と子ども時代のケガの話をしました。

私「子どものころさー、ケガして膿んじゃうと、お母さんに針で刺されたよね!」
殿「そうそう!!」
私「針をライターであぶってさあ、ブスっ!!って膿みを出すんだよね」
殿「あれ、痛かったよなー」
私「また膿んできたら、私が刺してあげるよ!!」
殿「やめてくれよ!!」

赤チンの時代

私たちが子どものころって、
ケガしたぐらいで抗生物質を使うことは、ありませんでしたよね。
膿んでしまっても、家庭内の荒療治で治しちゃう。

私は、息子にそういう治療をしたことがありません。
膿むほどのケガをしたことが、なかったからですが
傷口はよく洗うというのが常識になっていたし
消毒液の普及も影響してるのかなあ?

私が子どものころは、けがしたらます赤チン。
この応急処置って、効果が薄かったのでしょうね。

いつの間にか消えてしまいましたもんね、赤チン。
昔の子どもって、膝小僧にしょっちゅう赤チンつけてましたよね。
よそ行きのかわいいワンピースなんかを着せてもらっても、膝の赤いシミで、何もかも台無しに
というのが、あるあるでした。(私だけですか?ちがいますよね)

どの家にも絶対にあった薬といえば、ほかには、ビオフェルミンも常備薬でした。
ビオフェルミン、ほの甘くて好きで隠れてよくボリボリ齧ってましたw


甘いといえば、学校で配られる肝油ドロップも大好きでした!
昔の子どもって、甘味にどんだけ飢えてたんだよ、とあきれます。
あ、私が特別意地汚かっただけかもw

終わりに

だいじなことを書かずに記事を終わりにするところでした!

抗生物質と塗り薬がよく効いたようで
お殿様のけがは、快方に向かっています。

やれやれ、です。




忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。