お殿様(夫)を直葬で見送ったわけですが
当然、喪主は私です。

この世に生を受けて、61年
人生初の喪主を務めることとあいなったわけです。
お通夜、告別式があるような葬儀では出棺後
喪主含め親族は葬儀社さんの車で霊柩車を追いかけて焼き場へ、となりますが
直葬を選びましたから、葬儀社さんに安置してもらっていたお殿様だけが
葬儀社さんの車で、焼き場へまさに直送してもらいます。

喪主である私は自宅から、焼き場がある自治体の斎場に向かうわけですが
車をもっていませんから、電車移動となりました。
近かったので、移動そのものは楽勝だったんですけど
なんといっても荷物が多く、たいへんでしたよ。

棺に納める花(20輪弱)と花ばさみ、遺影、会葬御礼の品
姑と義兄に渡す形見の品、ほかにも細かいものもたくさんありました。
芳名帳ともいえる、親戚の住所を書いてもらうノートとペン
収骨後の会食会場にタクシー移動する際、分乗になるので
私が乗らないほうに乗る親戚に渡すタクシー代入りのぽち袋
などなど、当日までにシュミレーションを重ねれば重ねるほど
持参するものが増えていき、いわゆる

手作りのお葬式

って、手間がかかることを痛感しましたよ。
費用を削るためには手間をかけるしかない、という達観は
きのうの記事に書いたとおりです。

当日は午後から雨の予報だったので
荷物のほかに傘までもって、エンヤコラ斎場に向かったのでした。

その荷物の中に、折りたたんでしのばせておいたのが
帰るとき、骨壺を入れる大きな手提げでした。
シュミレーションを重ねるうち、骨壺を抱えて電車に乗ってる自分
という図が頭に浮かび、

それでいいのか!?

と、疑問が出てきたんですね。

首から下げる三角巾みたいなあれがいるんでは?
と、思いつつ、すぐさまAIに聞いてみたところ
同じ電車に乗る人への配慮として
骨壺がすっぽり入る手提げがあると望ましいと言われ
必要なサイズとともに、雨に強くチャックで口を閉じられるものが望ましく
そのような商品は、100均でも入手できることも教えてくれたので
当日までに、近隣で一番大きなダイソーに行きました。

花柄とか、ましてやキャラクターものはNGということは
さすがに聞かなくてもわかりますけど
黒じゃないとだめなのか?ということは確認したところ
地味なものなら大丈夫、とのことでした。

が、しかし、必要条件を満たす商品は
白とグレーの縞模様のものしかなく、これでいいのか?
と思いつつ購入したものでした。

しかし、その後セリアとかキャンドゥーとかものぞきましたが
必要条件を満たす商品が見つからず
これでいいよね、たぶん・・・と、思いつつ持参した手提げでした。

そして、無事(?)収骨待ちまでこぎつけて
親族の皆さんに飲んでいたたくお茶を買いに売店に行ったところ
そこになんと!!

骨壺バッグ

が、売られているではありませんか!!

ぴったりサイズで、真っ黒で、お値段千円。
たぶん大丈夫というものは持参していましたが

あれ?そんなシマシマに入れて持って帰るの?

と、親族から思われるのは避けたい
という心理が働いて、すぐ買っちゃいましたよ。

えぇ、はい。
親族の皆様から、どう思われるかということを
ものすごーく気にしたお葬式でした。

参列者は私以外全員お殿様の肉親です。
そこで、私の常識が通用しなかったとき
ものすごーく失礼に当たるだろうということで
私にしては非常に珍しく、人目を意識して準備を重ねました。

自分の大事な肉親が、お葬式の場で粗末に扱われていると感じるって
一生忘れられない傷になりますよね。

お殿様の肉親の皆様とは、ほとんとおつきあいがなかったので
どのあたりがOKラインなのか、さっぱりわからず
世間の常識というものを、懸命にAIに聞いて備えたのでありました。

直葬そのものは、お殿様の遺志だったので、問題ありませんが
その他の部分で葬儀社さんがしてくれることが少ないプランだったため
ああでもない、こうでもないと、頭を悩ませましたが
何もかも、AIが解決してくれたので、助かりました。

AIがいてくれる今でよかった!と、心から思ったのでありました。




忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳の専業主婦、4歳年上の夫と2人暮らしです。夫はステージ3の食道&下咽頭がん、私はステージ4の乳がんを罹患しています。夫婦でがん患者となりましたが、前向きに暮らしています。主に、夫のがん治療についての記録になりますが、日々起こるあれこれも綴っていきます。