お殿様(夫)が出かけていた、夕方
夕ご飯の支度が必要なかったので、暗くなるまで本を読み
読み終わったところで、図書館の状況を確認したら
予約していた本が用意できている、という報せが来ていました。

その日の朝、行きつけの(笑)古着屋さんから
当日限定1割引きのクーポンが届きました。
そのときは
「1割引きといっても、買うものが数百円だから
数十円の値引きだしね」と
思っていましたが、俄然クーポンも使いたくなって
そのとき5時半でしたけど、自転車に乗って出かけました。

日が落ちるのが早くなり、暗い中で自転車をこぎながら
自由だなーと、幸せを実感しました。

好きなときに好きなことができる。
ただそれだけなんですけど
そういう自由って、この歳になってやっと
手に入れたものです。

子ども時代は親や学校の管理下にありましたし
その後は仕事をしていたり子育てをしていたり
タイムスケジュールは、あらかじめ決まっていて
そこに沿って暮らしてきたわけです。

当たり前のことですし、それが不満なわけでもありません。
そして、自由だ!といっても、まだまだ
お殿様がいない日だけに感じる自由ですから
好き勝手に暮らしてるわけでもありません。

人がさまざまな制約から解放され
自由に暮らせるようになったとき
たいていは年をとっていて
時間はあるけど体力がないとか
足が悪くなって自由に出かけられないとか
お金がないとか、別の縛りが出てきそうです。

わずかな期間であっても、自由を楽しめるひとときがあるだけ、
とても幸せなんだなあと、しみじみしてしまいました。

生活の基盤を支えてくれているお殿様がいてくれればこそ、ですから
もっとだいじにしてあげないといけませんね。
思うだけで実行にうつせないでしょうけど。(笑)


忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。