スニーカーの白いソールやつま先部分は汚れやすいので
目についたときにきれいにしています。
その作業をするたびに思い出すのが中学時代。

当時、理由はわかりませんが学校全体の女子のあいだで
真っ白なスニーカーがはやっていました。
皆と同じでなければいてもたってもいられなかった頃ですから
私も当然、真っ白なスニーカーを買ってもらい通学していました。

しかし、白は汚れます。
毎週土曜日に、持ち帰った上履きとスニーカーを洗って
来たる月曜日に備えていました。

少しでも汚れがあると、週の途中でも気になるものの
洗って乾かないと、翌日履いていく靴がありませんから
土曜日が来るのを、いてもたってもいられない気持ちで待っていました。

そんなことを気にするお年頃でしたから
勉強なんぞに身が入るわけありませんよね。
忘れちゃいましたけど、きっとほかにも、
身なりのことばかり、あれこれ考えていたんでしょう。

仲良くしていた友達が学校を休んだので
心配して電話してみたところ
前髪に変なくせがついちゃったから休んだ
という返事がきたこともありましたが
たいしておかしなことだと思わなかったのは
私も髪型がおかしい朝は、絶望していたからです。

絶望。

どんだけおおごとなんでしょう?
しかし、あのころはそうでした。

いつごろから、おかしな自意識が落ち着くんでしょうかね。
高校生になってからは身なりについてあれこれ考えて
いてもたってもいられない!と、思った記憶がありませんので
義務教育と共に、つきものが落ちるように卒業したのかもしれません。

還暦を迎え、シニア世代と呼ばれるようになったらば
こぎれいでいることが何よりだいじだと感じます。
そうなると、やはりスニーカーの汚れは落としたほうがいいですよね。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。