都心に別宅を構えた姉が
近所の図書館に通っている、と聞いて
心底、うらやましくなりました。
なぜうらやましいか、といえば
都心の「近所」は徒歩圏なんですよね。
2年半ほどまで、私も都心、さらに繁華街に住んでいましたが
めでたく現在の郊外に移住してきました。
(なぜめでたいのかについてはこちらをご覧ください。)
治安が悪い街に住んでいます
治安が悪く老人が多い街に住んでいます
治安が悪い街のゴミ事情)
治安の悪さや、人の多さ、物価の高さ、道の狭さ
何もかもが不愉快でしかたなかった都心暮らしでしたが
図書館に関していえば、素晴らしい環境でした。
徒歩で行けるところに複数図書館がありました。
てくてく歩きに歩き、隣接する区の図書館にも通いました。
(通常、自転車や車を使う距離だったのでしょうけど
どちらも持っていなかったので)
自分が住んでいる区と隣接する3区、
合わせて4区で利用登録をしていたので
10冊までの制限がある予約が、40冊までできるようになり
新刊をかなり早く読めるようになりましたし
なんといっても、毎日「今日はどこに行こうかな」と
考えて実行する楽しみがありました。
コロナ禍前までは、朝お弁当を持って出発し
その日に行きたくなったどこかの図書館に行き
図書館に着いたら書架から取ってきた本を読み、
お昼には、館内に場所があれば館内で
なければ近所の公園でお弁当を食べてから図書館に戻り
また読書に没頭し、夕方、本を借りるなどしてから退館し、
買い物しつつ帰る、というのが日常でした。
あの日々は、たいへん充実した素晴らしい日々でした。
書架に並ぶ本をながめているだけで幸せな気持ちに満たされましたし
どんな本かな?と、気軽に手に取って試し読みがし放題。
図書館の中は、私にとっての夢の国です。
ここが私の家だったらなあと、よく思ったものです。
今は、自転車で20分もしくは、電車に2駅分乗って図書館に通っています。
自転車ですから、たくさん本を借りても運ぶのがたいへんじゃない
というところは利点ですが、歩いて行ける距離にないのが不便です。
毎日では飽きてしまいそうですが
通っていた図書館は、4つの区全部合わせると10館以上。
ぐるぐる回っていれば、まったく飽きませんでした。
区、館によって休館日がちがったので、
365日休みなしに通うことも可能でした。
以前住んでいた街に戻るのはいやですが
あの図書館環境は、夢よもう一度!的に懐かしく思い出します。