できることなら、考えたくないことですが
考えておかないと、後々必ずたいへんなことになる課題。
それが、今日のタイトルにした母の今後です。

認知症の程度が、今はまだ軽度で
要介護度も1なので、なんとかひとり暮らしが成り立っています。

しかし、徘徊や失禁、せん妄などの症状が出てきたら
自宅でひとり暮らしはできなくなります。
そのとき、私が同居するなり引き取るなりして面倒を看る
という選択肢は、すでに消去ずみです。

理由は、持病があるから、とするのが普通なんでしょうけど
はっきり、ただ

やりたくない

これにつきます。
在宅介護で自分の人生を消耗させたくない。
そういう理由で、母がひとり暮らしができなくなった時点で
施設に預けることに決めていました。

姉にも了解をとり、あれこれ調べていった結果
最終的には、やはり老人ホームになるでしょう。
ということが決定しました。

特養に入れれば良いけれど、順番がこなければ
有料老人ホームを選ばざるを得ません。
幸い、母はわりとたくさん年金をもらっていますので
その範囲内で入れる有料老人ホームを複数見つけ
いよいよのときは、ここに、というところをまず決めました。

その前に、要介護2程度から入れそうなところとして
グループホームを検討しました。
グループホームの選択肢はたくさんありましたが
そこに入る前のならし期間として
ショートステイを経験しておいたほうがよさそうだ。
ショートステイとグループホームを持っている施設だと
スライド式になるので、グループホーム入居がスムーズにいくようだ。

などなどの情報をつかんだあたりで、
母の自宅のすぐ近所に、老人会の集会などでも利用させてもらっていた
小規模多機能型居宅介護施設があることに気づきました。

【小規模多機能型居宅介護】
1つの事業所で「通い(デイサービス)」を中心に、短期間の「宿泊」と自宅への「訪問」を柔軟に組み合わせられる地域密着型の介護サービス(略して「小多機」)

主な特徴とメリットは以下のとおりです。

  • 顔なじみの関係性: デイサービス、訪問、ショートステイを同一の事業所で行うため、いつも同じスタッフからケアを受けられます。
  • 柔軟な組み合わせ: 「午前中は通い、午後から訪問」「急な宿泊」など、その日の状態に合わせて臨機応変に対応してくれます。
  • 月額定額制: ひと月に利用する回数や時間を気にする必要がなく、限度額オーバーの心配がありません

母の自宅近くの小多機には、幸いなことにグループホームも併設されています。
となれば、デイサービスに通うところから始めて
慣れたところで、ショートステイを経験していき
いよいよとなったとき、グループホームにお世話になれれば
おそらく、それがベストであろう。
という結論にいたりました。

しかし、小多機のデメリットとして
ほかの事業所のサービスが使えなくなることがあります。

母は、今通っているデイサービスが気に入っているので
いやがるだろうな、とは思いましたが
今のデイサービス、ヘルパーさん、ケアマネさんは同じ事業所で
その事業所にはグループホームはもちろん
ショートステイのサービスもありません。

早晩、事業所を変えるのは必然だという結論に至っていたので
それなら、早いほうがよかろう、と
小多機の施設長さんとの面談の予約をとり
先日、姉といっしょに訪問して相談したところ
施設長さんや、小多機のケアマネさんから
道筋としてベストな選択で、早いほうが良いと言われました。

そこで、次は母の説得です。
予想どおり難色を示していましたが
認知症は治らないし、進むことが確定している病気だから
今の状態をなるべく長く続けられるように努めつつ
先に備える必要もあることを言い聞かせたところ
最終的には合意にいたりました。

母は、いろいろと欠点もある人なんですが
論理的に話を進めると、納得してくれることが多く
こういう場合は、たいへん助かります。

とてもいやでしょうし、環境が変わることへの不安もあるでしょうけれど
それでも、合意してくれて、ありがたく感じました。

来週から、すべてのサービスを移す手続きに入ります。
忙しくなりそうですが、先々まで見据えた計画が
順調に進み始めるわけですから、ほっとしています。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳の専業主婦、4歳年上の夫と2人暮らしです。夫はステージ3の食道&下咽頭がん、私はステージ4の乳がんを罹患しています。夫婦でがん患者となりましたが、前向きに暮らしています。主に、夫のがん治療についての記録になりますが、日々起こるあれこれも綴っていきます。