不用品

母宅に専門業者さんに入っていただき
水回りの掃除をお願いしているあいだに
姉とふたりで、捨て活に励みました。

母が入院中で不在ですから
この隙に!というのもありますし
散らかった家にいると落ち着かず
あれも、これも、それもいらないんじゃない?
と、目に入ってくるものを
何もかも捨ててしまいたくなった
というのも大きな動機となりました。

台所の調味料、雑貨
リビングや母の寝室の雑貨、紙類
見れば見るほど、いらないものばかりです。

あちこち、見ていくと
何年も前の領収書、封書(開封済み)
キャップがないペン、クリップ、小銭
などなどが、脈絡なく落ちていたり
隙間に突っ込んであったりしましたが
いちばん多かったパターンは
箱にそれらがぐちゃっと入っている
というものでした。

そういう箱が1つなら
とりあえず入れておく箱だな
と、思えますが、そういう箱がですね
家じゅうのいたるところに点在してるんですよ。

空き箱だったり、タッパーだったり
その種類はいろいろでしたし
それと同じぐらいの数
何かが突っ込まれている空き瓶もありました。

空き瓶が1個で
そこに使える文房具がささっている
というわけじゃありませんよ。
調味料だったり、文房具だったり
雑多なものがまぜこぜで入っています。

鬼門

この、箱やら瓶やらを使って
雑貨を収納するシステムは危険ですね。

片付けようという気持ちがあればこそ
そうやって、何かの中に何かを入れるのでしょうけど
それがどんどん増えていき
部屋のあちこちに散らばって
それぞれがホコリまみれになっています。

物には住所を決めないといけないと
収納の達人がよく言います。
そのとおりですけど、それができない人もいます。

決めても、そこにきれいに入れられないと
何が入っているのかわからなくなって
結局、取り出しが困難になります。

しまい方

片付け、整理整頓が苦手な私にできる
収納術は、たった1つだけです。

箱でも引き出しなんでもいいんですけど
ひと目で見渡せる量を平置きすることです。
分類は、できるだけおおまかに
文房具とか、裁縫道具とか薬とか
その程度にしておいたほうが無難です。

ペンはここで、ホチキスがここ・・などと
引き出しや箱のなかを区切って
きっちきちにしまうのは、絶対NGです。
取り出すときにまわりのものがつられて出てきちゃって
それを戻さないと元の位置に出したものがしまえない。
というわけで、すぐにぐちゃぐちゃになります。
だったら最初からガサっと投げ込むだけ、かつ
物どうしが重ならない量におさえるしかありません。

この方法は、瓶にも応用できそうですけど
立てる収納は、きれいに立てる能力がない
不器用かつ大ざっぱな私には無理です。

同類

母は手先は器用ですが
物を壊すことが多い
不注意だし、がさつな人です。

私とタイプはちがいます。
でも、おおまかなくくりでは同類でしょうから
私方式が合ってると思いますけど
そもそも、きれいに整理整頓された家
というものに快適さを感じないのかもしれません。

ぐちゃぐちゃな物があふれた部屋にいても
何も気にならないからこそ
どこに何があるのか、さっぱりわからない家で
ずーーーーーーっと暮らしてきたんでしょうから。

そういう家が、ストレスだった私と姉は
家を出てからは、自分が快適に過ごせる家を
それぞれが作ってきました。

自分の家で過ごした時間が、
とっくに実家で過ごした時間より長くなっていますから
ごちゃごちゃして散らかり放題の母宅にいるのが
どうにもこうにも苦痛になるのも当たりまえです。

これから、母の介護で母宅に通うことが
これまで以上に増えるでしょう。
今回、片付けに加えて水回りの掃除を依頼したのも
母に食事を作る機会が増えるはずだからです。
作ってあげたい気持ちはありますが
あの台所で!?と、考えるとめまいがしてきますので
まずは掃除、ということになりましたが
換気扇がダメになってるようなので
結局レンチンしかできないかもしれませんね。

それはともかく、今後母宅で過ごす時間が
絶対的に増えるのは必然です。
そのときに、少しでもストレスが減るように
まだまだ捨て活に励まないとだめそうです。

どうして掃除も片付けもしないまま
90年好きに暮らしてきた人の家の片付けを私が・・・
と、思う気持ちもありますが
自分のためと割り切るしかありませんね。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。