世の中には、楽しいこと、刺激的なことなどなど
経験するだけで人生が豊かになりそうなことであふれています。

が、出不精だし、ぜいたくできるほどのお金もないし
たいして人とちがう経験などしないまま生きています。
それどころか、経験してない人のほうが少数派?
ということも多々ありますね。
ディズニーランドとかディスコ(今はクラブ?)とか
行ったことありませんし
海外旅行もしたことがありません。

興味がなかったので、未経験のままになっただけですし
むしろ、凪のような静かな暮らしが気に入っていますが
最近、「あー、あのときチャレンジしておけばよかった!」
と、珍しく思ったことがありました。

それは、姪のお婿さんが

ジロリアン

である、と聞いたからです。

ジロリアンとは、「ラーメン二郎」を愛する人々のことです。
「ラーメン二郎」とは

  • 脂がたっぷりときいた豚骨スープに醤油タレを混ぜたスープ
  • 小麦の風味が強い太めの麺
  • 厚切りチャーシューやゆでたキャベツ、もやしなどのトッピングが山盛りに盛られている
  • 他のラーメン店と比べて非常に大きなサイズ

というような、こってり系のラーメン店のことです。
「二郎系」と呼ばれる同種のお店はチェーン店ではないそうなので
のれん分けのようなシステムなのかな?
そのへんはよく知りません。

あちこちに店舗があるようですが、どこも行列ができています。
今からもう20年以上前に、勤務地の近くに「ラーメン二郎」があり
いつも行列ができていたので、興味を持ちました。

調べてみると、こってり系のラーメン店だそうですが
当時はまだ若かったので、こってり系でも食べる自信がありましたので
よし、私も並んで食べてみようか、という気になったんですが
調べたことの中に「注文の仕方が難しい」というものがありました。

野菜や麺、脂の量を細かにオーダーする必要があるらしく
その言語も「マシ」とか「マシマシ」とか決まっていて
まちがったりもたついたりすると、店によっては怒られるとか
ほかの客ににらまれるとか、という情報を得て

めんどくせーな

となって、行かずじまいになりました。

でも、興味はあったんですよね。
あれだけ多くの人が並んでいるし
ジロリアンと呼ばれる愛好者も多いわけだし
きっと、おいしいのだろうなあ・・・
と、思っていたことなど、すっかり忘れていましたが
姪のお婿さんがジロリアンと聞き

ああ、あの時食べておけばよかった!

と、しみじみ思ってしまいました。
今となっては、こってり系のラーメンなんぞ
まず絶対に無理です。

若いときにしかできないことってありますね。
何事も思い立ったら、なるべく実行したほうがいいよと
今度息子に言っておこうと思います。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。