兵庫県知事選挙で、斎藤前知事が再選を果たしました。
というわけで、夕べも今朝も
めずらしく自分からテレビをつけて地上波を見ています。
テレビ、新聞でパワハラ、おねだり疑惑が報道されてから
あっという間に失職にまで追い込まれた前知事ですが
今回の選挙で、県民による支持の輪が広がり
非常識な知事、というイメージが180度変わり
不当ないやがらせを受けている人、というものになりました。
それを、どのように報道するのかなー
というところに、大いに興味を覚えました。
細かいところまでここに書く根気がありませんので
ざっくり、になりますが、
タイトルにしたとおり、やはりテレビの姿勢は
往生際が悪い!
それでも、珍しく街頭インタビューは、捏造せず
テレビや新聞が嘘ばかり報じる
と言う人々の声をいくつか放送していました。
これは、一定の評価ができそうです。
しかし!スタジオからのまとめのコーナーでは
何が正しいのかわからないままの選挙戦だった
まだ疑惑がはっきりしていないのに当選?
など、選挙戦の結果に不信感を抱く声だけを挙げて
さっさとサムライジャパンのニュースに移っていました。
(今朝のTBS[TIME」)
いろいろな声をまんべんなくとりあげるのは
報道機関の姿勢として正しいのですが
強調していたのが
「パワハラやおねだり疑惑はデマだった」
という投稿がSNSで拡散された
というところでしたから
あいも変わらず、印象操作に励んでおるなあと感心すらします。
デマだったという投稿があったわけですが
では、それは本当にデマだったのか?
何を根拠にその投稿が拡散されていたのか
といったところはスルーです。
触れれば、メディアがこぞって
ただの悪口を垂れ流していたことを認めることになるからです。
街頭インタビューで多くの人が
テレビや新聞は真実を報道すべき
と、声をあげていました。
そこを報道したのは立派ですが
そもそも、テレビも新聞も見ていなかった
高校生を中心とした若者の動きをスルーしたところにも
メディアの往生際の悪さを感じます。
そもそもこの前知事を支援する輪が広がったきっかけの1つは
知事が推進した政策のおかげで
通っている自分の学校の環境がよくなった!よくなりそうだ!
と、実感していた高校生たちが自主的に起こしたものです。
そこにふれるメディアは、皆無のようですが
高校生たちは、そんなこと気にしてないでしょうね。
だって、誰も見てませんから。(笑)
この選挙戦、実は多くの人が
横暴なメディアに対する怒りを覚えた結果
判官びいきの心理も働いていたことを感じます。
演説する斎藤さんを囲む聴衆の中に
涙を流している人も多くみられました。
かわいそうな人!
いじめてたのは誰?!
となったとき、矢面に立たされたのは
今のところ新聞・テレビです。
新聞テレビが面目躍如を果たしたいのなら
なぜ、そういう構図ができたのか
自ら検証し、報道していく必要があるはずですが
あいつらには、無理だろうな。