お殿様(夫)のお兄さんが大病を患いました。
治療して快方に向かってはいますが
不安要因がすべてなくなったわけではありません。
お殿様と義兄の母親、つまり私の姑は
元気にひとり暮らしをしているのですが
この姑は、義兄の病気について知らされていません。
義兄本人の知らせたくないという意向によるものですが
面やつれした姿を見せているので、何か察しているかもしれません。
近々、お殿様が1人で姑の様子を見に行く予定です。
そのときに、義兄の病気について話したほうがいいのかなあ?
と相談されたので、答えました。
お義兄さんが知らせたくないと言ってるのだから
勝手に言っちゃうのはよくないよね。
でも、お義母さんが何か察していてとっても心配してるなら
かわいそうだから、教えてあげたほうがいいかもね。
・・・・・
お殿様が黙ってしまったのは
「・・・ならば〇〇・・・ならば△△」という
複雑な状況を想定するのがめんどくさかったからです。
答えは、話すか話さないかどちらか一択じゃないとダメでした。
男ってどうして、こうも単細胞なんでしょうかねえ。
でも、そんなことを言ってみたって仕方ありません。
心の機微を汲んだ会話ができるなら
お義母さんなんかじゃなく、私にしてほしいくらいです。
今回は、話さない一択で勧めておきました。
私の父方の祖母は長命だったため
70代前に亡くなった息子3人に先立たれました。
(そのうちの1人は、我が父です)
でも、祖母が高齢になっていたこともあり
うち2人の訃報については、最後まで伏せたままにしていました。
知らないままのほうが幸せなことって、ありますが
時期にもよりますよね。
お義母さんは、まだまだしっかりしてるので
たぶん、何か感じているじゃないかなと、思うので
本当のことを知りたがって、聞いてくるかもしれません。
そのとき、お殿様がどう対応するのか?
見てみたいような気がしますが
そんなことのために同行するのは面倒なので
見られそうにありませんし
帰って来てからの話も、どうせ要領を得ないでしょう。
まったく、息子なんていうものは
産んでで育てても甲斐がないもんだなあと思います。