ネットを流れてくる広告を開くことは、めったにありませんが
先日、ふと「どんな感じかしら?」と、中を見てみました。
その広告は求人情報でして、職種は「保育補助」です。

保育士さんのお手伝いをするパート仕事。
興味をもったのは、街中で小さなお子さんを目にすると
何やらいいものを見たような気がするからです。

家の中には64歳のお殿様(夫)のみ
ジムに行けば、70~80代のご老人ばかり。
マンションには子どもさんもいますが
小学生~高校生が中心で、幼児は見かけません
そんな環境にいるせいか、幼児というものが
ものすごく珍しく感じるのでしょうし
よその幼児さんは、無条件にかわいいですよね。

皆で手をつないでの散歩に行き合うと
思わずじっと見てしまいます。

これまで、思わずじっと見てしまうのは
よその犬の散歩だけでした。
犬は、犬好きがすぐわかるようで
あなた、僕が好きでしょ?と言わんばかりに
しっぽを振りつつ笑顔を振りまいてくれる子が多いんですが
お子さんは、愛想のいい子だと手を振ってくれます。

かわいいなあと、思っていたものですから
合法的に幼児さんに接近できる手段として
保育補助なる求人にひきよせられてしまったようです。

その後、保育所の調理補助という求人も見て
こっちのほうが、よさそうだと思いました。

保育補助のほうが、幼児さんとの接触が多そうで楽しそうですが
お子さん相手の仕事は園庭に出ることも多いでしょうし
それこそ散歩のお供もしなくてはいけません。

外に出るのは、日焼けしそうでいやなので、
室内でできる調理補助、こっちのほうがよさそうに思いました。
幼児さんと遊ぶ機会はないでしょうけど
動いてる幼児さんを見ることができれば十分でしょう。

そんなことを考えたのは、私も還暦となり
人並みに孫を抱いてみたくなったのかもしれません。

子の性別が男なので、たまさか孫が生まれたとて
その赤子は母親(お嫁さん)のものですから
うかつに手出しするわけにもいかないでしょう。
「ナルちゃん憲法」みたいな
めんどくさい要求を突き付けられるのもいやだし
そもそも、孫の世話がしたいわけではありません。
そんなことよりしたいことはいっぱいあります。
ジムや読書、ゲームなどの趣味の時間が削られるのはいやですし
お殿様のほかに、世話をする対象が増えるのもいやです。
犬なら頑張れそうですけど、孫とはいえよその子どもの世話が
自分の生活に入り込んでくるのは気が進みません。

つまり、コアラとかライオンの赤ちゃんみたいに
ちょっと抱っこさせてもらえれば、それで気が済む程度ですから
あまりかかわらないほうが、きっと平和でしょう。

それ以前に息子が子を持つのは、おそらく無理でしょう。
ですから、これまで自分の孫というものを考えたことが
ほとんどありませんでしたが、人のDNAとしては
そろそろ孫を除く年齢になった、ということなんでしょうね。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。