夫に先立たれる妻の年齢として、61歳は
たぶん、若い部類に入ると思われます。
61歳にして、妻業を卒業して
何をするにも夫の意見を求める必要も
夫の都合に合わせる必要もなく
自由な毎日を過ごせる身となりました。
しかし、日々の生活に劇的な変化はありません。
夫がいてもいなくても、食事のしたくはしますし
洗濯、掃除、買い物も行います。
2人が1人になったところで
家事は、半分になるというものではなく
当たり前にこなすものとして存在しています。
食事を作る際に夫の好みや都合を考慮しなくてよくなったこと。
家が汚れなくなったことで、かかる時間や手間は削減できていますが
とりたてて、ものすごく楽になった、という手ごたえはありません。
お殿様(夫)がいなくなって、一番大きく変わったのは
リビングで暮らすようになったことです。
もともとはお殿様、私それぞれ自室があり、
リビングは共有スペースとしていました。
お殿様が亡くなって、エネルギー効率が悪いな・・・
と、思うにいたり、自室のベッドをリビングに運び
そこで寝起きするように変えました。
おりしも酷暑の夏。
日中リビングで過ごすとき、エアコンをつけますが
夜は自室に移り、そこをイチから冷やして寝る。
朝起きてきたら、リビングで食事をするので
またこっちを冷やす。
エアコンって、つけっぱなしが一番電気代がかかりませんから
ひと部屋で暮らすほうが、絶対にお得なわけです。
というわけで、ダイニングテーブルがあり、ソファがある部屋に
ベッドも鎮座している、というおかしなインテリアになっていますが
誰も訪ねてくる人はいないはずなので、問題ありません。
リビングのとなりがお殿様の部屋でしたが
そこのクローゼットを片付けて、私の衣類を収めました。
クローゼットがリビングにあることにしてしまえば
実質、1LDKでの暮らしです。
ひとりには、それが十分な住まいの広さなんだなと実感します。
もともとの自室に、テレビは置いてきました。
お殿様が使っていた部屋にもテレビがあり
リビングにもテレビがあります。
ひとりしかいないのに、テレビが3台!
これは、適正であるはずもなく、多すぎですね。
断捨離は、かなりしているほうだと思いますが
ひとり暮らしになったことですし
もう一度、家財道具の見直しをしようと思います。
自分が要るか、要らないかだけで決められるので
かなりはかどる予感がします。
ひとりの自由、ひとりの寂しさ
どちらも、とりたてて感じてはいませんが
こと、ものの始末においては、独断できるのは便利ですね。