このところ、ものすごーく面白かった!
という本に、出会えていませんでしたが
今さっき読み終わった小説は
久々に、ラストでうなりました。
夕木 春央さん著「方舟」
「週刊文春ミステリーベスト10」&
「MRC大賞2022」堂々ダブル受賞
だそうで、かなり前から話題になっていました。
当然、図書館の予約は長蛇の列。
おおまじめに1年ぐらい待って
やっと借りられました。
もしかして、1年以上かも?
でも、待っていれば、いずれ順番はきます。
ただで読めるのは、ありがたい。
と、常々思っていますが
この小説こそ、まさにそう思います。
ものすごーーーーくおもしろかったけど
結末を知ってしまえば
たぶん、もう読み返すことはない
そういう、いわゆる「どんでん返し」です。
9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か?
大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。
翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。いずれ地下建築は水没する。
そんな矢先に殺人が起こった。
だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。ーー犯人以外の全員が、そう思った。タイムリミットまでおよそ1週間。それまでに、僕らは殺人犯を見つけなければならない。
その他ミステリーランキングにも続々ランクイン!
Amazon商品説明より
本格ミステリ・ベスト10 2023 国内ランキング(原書房) 第2位
このミステリーがすごい! 2023年版 国内編(宝島社) 第4位
ミステリが読みたい! 2023年版 国内篇(早川書房) 第6位
ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2022 小説部門(KADOKAWA) 第7位
というような内容のお話です。
どんでん返しの小説にありがちな
最後をひっくり返すためだけの
無理やりな展開がなく、
文章も読みやすかったので
図書館から帰って来てから読み始め
一気にどんどん読んでいき
昼食をはさんだものの
4時間ほどで読了してしまいました。
作者には申しわけありませんが
4時間で読み終えて、たぶん2度と読まないとなれば
やはり、借りて正解だったと思っちゃいます。
こういう人が多いから
本がますます売れなくなるんでしょうけど
物価が高くなりすぎて
本もどんどん値上がりしてます。
とてもとても買えません。
図書館、ほんとにありがたいです。
ところで、ストーリー中
スマホのロックを解除しようとするもできない!
という展開が2度も出てきます。
今どきの小説ですから
スマホが重要な小道具になるのは当たり前ですが
ロックって、普通するものなんですね。
私は、いちいちパスを入力するのがめんどうで
ロックなしで持ち歩いています。
落として誰かに中を見られても
特に何も恥ずかしい内容のものはありませんが
ネットショッピングを悪用される可能性はあるかな?
でも、クレカの情報は記憶されていて
自動入力できても
最後に、セキュリティコードを入力しないと進めないので
クレカとスマホを同時に落とさない限り大丈夫かな?
と、思ったとたん、私のことだからやらかしそうだなと
ちょっと不安になってきました。
だからって、ロックはしません。
だって、設定方法が調べないとわからないのでめんどくさい。(笑)