体内の細胞を擬人化したマンガ「はたらく細胞」が映画化されたと聞いて、
まずアニメを見てみたところ、たいへん興味深い内容でした。
佐藤健くんが出てる、ということもあり
せっかくだから実写版も観ておこう、と出かけてきました。
日曜日の午後に行ったせいか、そもそも子どもの教育にも役立つと評判だからなのか
お子さんが多く、上演前の場内のざわつきは
これ、始まったら静かになるのか?と不安になるほどでしたが
始まれば、それなりに落ち着きを見せていました。
それでも、隣にいた小学生男子2人組は、しょっちゅう内緒話をしてましたが
うるさい、というほどでもありませんでしたし
物語に没頭したい!というような内容でもありませんから、気にせず鑑賞しました。
ちなみに、反対側のおとなりは、中学生(たぶん)カップルで
女の子が、気合を入れておしゃれをしたんだなー
と、わかる服装で微笑ましく感じました。
どちらのおとなりさんも飲み物は持ち込んでいましたが
食べ物はナシだったので、咀嚼音がなかったのはラッキーでした!
というのは、会場の子ども率が高かったせいか
上映が終わって外に出ようとしてみたら
あちこちの床にポップコーンがこぼれていました。
あれをお掃除するのはたいへんだよねえ、と思ったり
隣じゃなくてよかったと思ったりしながら会場を出たのでした。
ところで、鑑賞した感想ですが、
思っていたよりずっとおもしろく、よくできていました。
アニメもよくできているのですが、実写版はそれを超えた内容でした。
アニメでは、細胞が働いている体の持ち主=人間は出てきませんが
映画では芦田愛菜ちゃんと阿部サダオさん親子という設定で登場し
人間がけがをしたり病気をしたりするところをはさみつつ
体内の細胞がどのような働きをしているかが描かれていたところが
わかりやすく、また感情移入しやすく感じました。
また、血管の中を移動する血球たちの量が、アニメよりずっと多く
そうそう、きっとこんな感じだよね、と思えました。
アニメは、アニメーターさんの労働が追い付かなかったのか
郊外の住宅地程度の混雑で、ちょっと違和感があったんですよね。
細胞側の主な登場人物は、酸素を運ぶ赤血球が永野芽郁さん
ウイルスや雑菌を始末する殺し屋、白血球が佐藤健さんでした。
免疫系の細胞が中心となって、体を守るお話ですが
アニメだと、白血球が血まみれになって戦います。
が、実写版で血は出ません。
お子さんも安心して見られたんじゃないか?
と、思いきや、怖がって途中退場するお子さんも多いとか。
私は確認してませんけど、そんなに怖かったかなあ?
いまどきの子どもって、怖い映像って見ないまま大人になるのかもしれませんね。
むかしのアニメ「妖怪人間ベム」を見たら卒倒しちゃうのかもしれませんね。
ところで終盤、赤血球と白血球のツーショットシーンを見ていて
あっ!と、気づきました。
この2人って
「半分青い」の
スズメと律だ!
朝ドラで恋人同士の役を演じていたおふたりを
ひょんなところでそろって見てしまいました。
「半分青い」、ものすごーくつまらないと思っていましたが
今の「おむすび」の惨状にくらべれば
めっちゃ楽しめた朝ドラでした。
なんといっても、佐藤健くんが出てましたしね!
佐藤健くん、白血球役で白塗りにしていてもイケメンでした!
アクションもキレがあってかっこよかったし、大満足でした。
この映画、子供向けとされてるのかもしれませんが
大人が観ても、十分楽しめると思います。
(佐藤健くんに興味なくてもw)