先日、お殿様(夫)とカレーを食べに行きました。
スパイスを調合してつくるインドカレーですが
現況、日本で見かけるインドカレーの店の多くは
ネパール人が運営しています。
最寄り駅近くにできた新しいカレー店もそうだったようで
となりで食べていた人が、店員さんに
「インドでは・・」と話しかけたら
「ネパールです」と返されていました。
となりにいた方々はシニア女性の3人組で
スパイスカレー初体験だったようで
あれこれ質問して、聞き終わったあとに
「お国の言葉で【ありがとう】はどう言うの?」
と、聞いていました。
お礼を言いたかったようですが
店員さんは、日本語がまだあまりよくわからず
質問の意味が理解できなかったようで
曖昧な笑みを浮かべるばかりでした。
思わずとなりから
ナマステだよ!
と、言いたくなりましたが
急に割り込むのもなんだと思い
お殿様にだけそっと「ナマステだよね」と言いました。
「ありがとう=ナマステ」を知らなかったお殿様に
「どうしてそんなこと知ってるの?」と、聞かれましたが
自分でも、いつ覚えたのか記憶にありませんでした。
ネパールといえば、知っていることは
エベレストの登山口があることぐらいですが
そうだ!と、思い出しました。
ネパールと言えば、あれだよね
ネパールにかがやく!
と言ったんですけど、お殿様はキョトンとしていました。
えーっ!?知らないの?
ナマステを知らなくても驚きませんが
昭和世代なのに「ネパールにかがやく」を知らないなんて
ちゃんと学校行ってた?と、聞きたくなりましたよ。
「ネパールにかがやく」といえば
小学生のとき国語の教科書に載っていた実話のタイトルです。
ネパールで医療に従事する日本人をとりあげたもので
使用済みでも切手を送ると募金になるというもので
クラスで切手を集めた記憶がありますよ。
国語の教科書といえば、光村図書が圧倒的なシェア率を誇っています。
転校するたび、教科書が変わって苦労しましたが
国語だけは、どこに行っても同じでしたから
お殿様だって光村図書の教科書を使っていたはずです!
それなのに、あの話を覚えていないとは!
モグリの小学生だったんじゃ?と、疑いたくなりますが
教科書は、一定期間で改変されますから
お殿様が使っていた教科書には載っていなかったのかもしれません。
どうでもいいことをつらつら書いてしまいましたが
考えて見れば、国語の教科書で読んだ話で
覚えているものは、数えるほどしかありません。
ネパールにかがやく、子ども心にも深い印象を刻む話だったんですねえ。
いま、あらためて読んでみたいものです。