タイトルどおりのつっこみを自分で自分にしました。
本を読んでいたとき、心の中で

へたくそ!

と、ついののしってしまったもので。(笑)

読んでいたのはルポルタージュです。
テーマは、家族間の殺人事件で
目次を見ると、こういう事件あったよな
と、思うものも多々ありました。
親が子を虐待したあげく
子が親の介護をしていた結果
親がひきこもりの子どもの未来を案じて
など、いろいろな事件がありますが、詳細は忘れています。

ですから、各章、見出し(事件の名前)のあとは
まず、事件概要を説明し、その後で深堀り、と進んでもらいたいのですが
というか、たいていの事件を扱うルポはそうなっています。

ところが、きのう読んでいたルポでは
見出しで事件名を見せたあと
加害者や被害者、被害者家族のエピソードや談話が延々と続き
なかなか事件のあらましを説明してくれません。
「そんな子だと思わなかった(加害者の親談)」
「仲の良い親子だった(事件前のエピソード)」
「重大なことだと思っていなかった(加害者談)」
などの記述が続くのですが、事件のあらましが不明なので
それぞれの心情がつかみにくく
思わず「へたくそ!」とののしってしまったわけです。

だったら、お前が書けばいいだろう!
と言われても、書けませんし

タダで読んでるくせに!

と、言われたらぐうの音も出ません。
図書館本ですから、つまらなくても文句言わず
粛々と次の本にチェンジすればいいだけですよね。

わかっていても、担当の編集者は原稿もらったとき
何も思わなかったのか?とか
いや、もしかしてこれ
担当編集者が取り上げる事件を先に決めて書かせたから
編集者は事件の概要をよーく知っていて気にならなかったのか?
など、おかしなところを深堀りしてしまいました。

振り返れば、読んでいた時間とあわせて
意味のない無駄な時間でした。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。